第775回 センスと思考力を併せ持つ社会人No.1スラッガー・笹川晃平(東京ガス)2018年10月16日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]社会人野球では7割や8割の力で打つことを覚えた
[2]高校、大学時代はウエイトトレーニングをやらなかった
[3]目指すのは陽岱鋼選手のようなタイプの打者


 10月25日に行われるドラフト会議。社会人で注目度ナンバーワンの打者といえば、東京ガスの笹川 晃平選手だ。
 高校時代は、浦和学院の主砲として甲子園に3度出場し、U-18日本代表では大谷 翔平藤浪 晋太郎らと共に世界の舞台を経験。大学時代も東洋大の主砲として活躍し、首位打者2回、ホームラン王1回という立派な成績を残した。
 今回はそんな笹川選手にお話しを伺い、打撃理論や学生野球時代の練習、そしてプロ入りに向けての意気込みを伺った。

社会人野球では7割や8割の力で打つことを覚えた


トスバッティングをする笹川選手(東京ガス)

 「すいません、バッティングの連続写真を撮ってもらったりできますか」

 練習中の写真を撮影していると、ふと笹川選手が打撃フォームの連続写真を見たいとお願いしてきた。何枚か連続写真を撮影して、その写真を確認してもらうと笹川選手は真剣な眼差しで何度も写真を見返した。
 一体、フォームのどこを確認していたのか。練習後に笹川選手に聞いてみた。

 「左足が地面に着いた時に、グリップとの距離をちゃんと取れてるか、上体が前に行ってないかを見ていました。出来ていたんでよかったです」

 礼儀も正しく、ルックスも爽やか。時折、チームメイトとじゃれあう姿も見せるなど、誰からも愛される好青年という印象の笹川選手。だが打撃に関する話しになると、人が変わったかのような真剣な眼差しを見せ、会話の内容も非常に理路整然としているところに驚かされる。

 「今、バッティングで意識していることは左足をついたときに、トップとの距離をちゃんと取れるようにすることですね。真っすぐがきたら、そのまま振りにいって、変化球がきたらトップの位置と距離がある分、間を使ってバットを出していくことを意識してます。真っすぐを張った(狙った)状態で変化球を投げられると、振りにいけてないなと自分で思ったんで」

 また大学時代と比べても、バッティングは洗練されていると笹川選手は話す。大学時代は、力でボールを飛ばそうという考えがあったが、社会人2年目の現在では、力を入れずにボールを飛ばすバッティングができているという。

 「元々、腕に力が入るタイプでしたが、7割や8割の力で打つことで、バットのヘッドがちょうど走る感覚が身についたなと思います。大学時代も理解自体はしてたんですけど、頭と体とがマッチしてなくて、色んな力みでミスショットしたりしていましたね」

【次のページ】 高校、大学時代はウエイトトレーニングをやらなかった

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

笹川 晃平
笹川 晃平(ささがわ・こうへい)
  • ポジション:外野手
  • タイプ:右投右打
  • 浦和学院ー東洋大学ー東京ガス
【関連記事】
第958回 今年がラストチャンス!並々ならぬ決意で臨むPL戦士・中山悠輝(東京ガス) 【2019年インタビュー】
第907回 夏の大会で活躍するのは俺たちだ!春季埼玉県大会を総括!【後編】【大会展望・総括コラム】
第956回 「野球を愛する純粋な高校生」目指すは見るものをワクワクさせる野球選手 山田紘太郎(西尾東)【後編】 【2019年インタビュー】
第95回 浦和学院(埼玉)編「好投手を輩出し続ける投手王国・浦和学院のつながり」【先輩・後輩・同級生!つながりトリビア】
第78回 平成最後の日。平成の怪物と呼ばれた投手を振り返る【高校野球コラム】
第946回 関西屈指の野球センスを持った「次世代の二刀流候補」 谷口勇人(京田辺ボーイズ) 【ネクスト球児インタビュー2019年】
第884回 浦和学院vs白岡など今年の埼玉はシード争いと関東大会出場争いが例年以上に熱い!【大会展望・総括コラム】
第200回 今からチェック!2020年度のドラフト候補を先取り!【ドラフト特集コラム】
第913回 「球威」と「制球」を両立させた伸び盛りの本格派 清水樹(秦野リトルシニア) 【ネクスト球児インタビュー2019年】
第883回 山口が生んだ大砲・前田健伸(山口東リトルシニア)が打ち破った中学野球の壁 【2019年インタビュー】
大谷 翔平(花巻東) 【選手名鑑】
笹川 晃平(浦和学院) 【選手名鑑】
藤浪 晋太郎(大阪桐蔭) 【選手名鑑】
浦和学院 【高校別データ】
東洋大姫路 【高校別データ】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー