第766回 高次元なパフォーマンスは高い意識から 大学No.1外野手・辰己涼介(立命館大)に秘める自己分析力!2018年10月10日

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【目次】
[1] 高校・大学で磨き上げた人間性
[2] 主将としての心構え
[3]大学日本代表主将の技術論


 大学野球ナンバーワン野手との呼び声が高い立命館大の辰己涼介。では甲子園出場経験こそなかったが、大学に入学してすぐにレギュラーを掴むと、今年の春には通算100安打を達成。2年生からは侍ジャパン大学代表に選ばれ、今年は主将を務めるまでになった。今年のドラフトでは1位候補にも名前が挙がっている辰己のこれまでの野球人生や練習での取り組みについて聞いた。

高校・大学で磨き上げた人間性


辰己涼介

 ――社に進んだきっかけは何ですか?

辰己涼介(以下、辰己): 体育課があって寮生活があるということです。その二つのフレーズには興味があったので親と相談してに決めました。施設もよくて野球をするには最高の環境だったので体育科の実技テストを受験しました。

 ――社に入ってみてどうでしたか?

辰己 あの3年間は色々成長できました。競争が激しくて環境が整っている分、言い訳も利かなかったです。やった分だけのし上がれるという環境だったので、技術的にも精神的にも成長できたと思います。

 ――競争が激しい中でレギュラーを掴むために工夫したことはありますか?

辰己ピッチャーから野手に転向しましたが、周りには自分より体が大きい選手がいて、飛ばす選手もたくさんいました。実践力が求められていたので、下級生の試合で打率を残すことや長打力を首脳陣に見てもらうことを意識しました。

 ――高校3年間で思い出に残っていることや印象に残っている試合はありますか?

辰己 1つ上の代が強かったのですが、夏の六甲アイランド戦で自分が打てなくて負けたことが印象に残っていますね。

 ――甲子園に行けなかったのはどう感じてますか?

辰己1つ上の代も自分の代も兵庫県ではけっこう強かったので、甲子園に行けるかなと思っていましたが、案外行けなくてノーマークの学校に負けることもありました。大学以上に、実力があるチームが100%勝つわけではないのが高校野球の面白さだと感じました。

 ――立命館大に進学しましたが、大学を選ぶ時の基準は何かありましたか?

辰己グラウンドがあって室内練習場があればいいかなという感じでしたが、名前の通っている大学に行きたいとも思っていました。立命館大学は行けるはずのない大学だったので、スポーツ推薦で入学できたのはよかったと思います。

 ――木製バットに対応するために取り組んだことはありますか?

辰己試合勘だけですね。練習では木で打つのが日常だったのでそれが試合に変わるだけだったので。高校野球を引退してからもピッチャーの球を見たりしていたので、特に違和感はなかったです。

 ――大学では1年の春から試合に出ましたが、試合に出るために工夫したことはありましたか?

辰己1年生には1年生らしい仕事が各大学にあると思いますけど、そういうのはしっかりやるようにしてそういったところから監督、コーチに認めてもらうようにしていました。練習でも練習態度は意識して、高校で培ったアピール力を活かして全ての面で必死にアピールしたことは覚えていますね。

 ――最初のリーグ戦で結果を残すためにどんなことに取り組んできましたか?

辰己1年生の時は振り負けないことと前で捉えることを意識していたので、ポイントを前に置いていた記憶があります。大学のピッチャーはいいと聞いていたので、速球や変化球に対応して振り負けないように練習していました。

 ――実際に対戦してみて大学生投手はどんな印象でしたか?

辰己 高校と比べて力任せでなく、技術で抑えてきて繊細なピッチャーが多いイメージでした。

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プロフィール

辰巳涼介
辰己 涼介(たつみ・りょうすけ)
  • ポジション:外野手
  • 身長:178センチ68キロ
  • タイプ:右投左打
  • 社高-立命館大
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