第746回 早実の3年間は社会で生きる力を身に付けてくれた 及川龍之介さん(早稲田実業出身)【後編】2018年08月20日

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【目次】
[1]学校名の入ったバックが使えないほどの人気が出た夏
[2]学校生活での過ごし方も見られている
[3]高校野球での悔しさをバネに社会人で頑張って欲しい

 前編では及川龍之介さんが、早稲田実業に進学したキッカケや、入学してからの練習で感じたこと。そして野球部ならではのルールについて話してもらいました。後編では、全国制覇を達成した2006年の夏の話や、現在の仕事についてお話を聞きました。

 そして最後に、今頑張る球児たちへのメッセージを頂きました。

学校名の入ったバックが使えないほどの人気が出た夏


経理財務部の大阪経理課所属 及川 龍之介さん

 早稲田実業は2006年、西東京大会で苦戦が続いた。いきなり初戦の都立昭和戦で3対2と辛勝。以降もしぶとく勝ち上がり、そして決勝戦では秋でも対戦した日大三と再戦した。
 「10回表にバントされて、斎藤が三塁に悪送球して1点を失ったのですが、そのあとなんとか追いつきました」と決勝戦はギリギリで勝てたことを語ってくれた。

 何とか西東京大会を勝ち上がり、甲子園へ出場。そして駒大苫小牧との再試合を制して、見事優勝を果たした。当時のエピソードを伺うと、
 「ベンチの雰囲気は甲子園に行ってからずっと良かったと思います。再試合になって、決勝戦は2試合やりましたが、選抜の時も再試合しているんです。選抜の時の2試合目はすごいみんな疲れていて、全然試合ができるコンディションではなかったんです。それを経験していたからかどうかわからないですけど、夏の再試合の時はみんなあまり疲れを感じてない状態で戦っていたかなと思いますね。実際疲れていたとは思うんですけどね。」

 早稲田実業は春の選抜、2回戦で岡山の関西との一戦で延長15回を戦って再試合を経験している。何とか次の日の再試合を制して準々決勝に進出したが、そこで横浜と対戦して3対13で敗退してしまったのだ。
 この経験が夏の甲子園で活かされた、当時を振り返りながら語った。



田中将大(左)と斎藤佑樹(右)

 激闘を制して優勝した甲子園。その滞在期間は1ヶ月近くになったが、当時のエピソードを聞いてみると、「2回戦で大阪桐蔭と当たった時に、中田 翔選手は当時から注目されていたんですけど、その中田選手を抑えて勝って、その翌日からスポーツ新聞でこれが斎藤くんの幼い時の写真ですと取り上げられるようになっていた。それもあってなのか、女子からの人気が凄く高まりました。やっぱり甲子園ってすごいなと思いました。」と甲子園での活躍がもたらす影響力を語った。

 そのおかげで、大会終了後に及川さんの身の回りで意外なことが起きていたそうだ。
 「学校名の入ったカバンを持って通学していたんですけど、話しかけられたりするのでそれはもう後輩は使えなくなったと言っていました。」

 早稲田実業にとってはまさかの出来事だったと思うが、嬉しい悲鳴だったのではないだろうか。

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