第733回 選抜連覇のPL学園を破るために取り組んだ練習の日々 MIZUNO 斎藤真一部長 (大阪・春日丘出身)VOL.12018年08月18日

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【目次】
[1]高校野球を楽しく出来ればいいとだけ思っていた
[2]クジにも恵まれたのですが、春日丘はPL学園以外には負けていなかった

  2018年夏は平成最後の夏、そして第100回目の夏ということで、記念すべき1年ということになっているが、その中で最も注目を浴びているのが大阪桐蔭だ。この春、選抜連覇を達成。この夏の北大阪大会でも圧倒的な戦いを見せ、勝ち進んでいるが、大阪桐蔭と同じく選抜連覇を達成したのが、1981年、1982年に優勝したPL学園である。1982年、連続出場を狙ったPL学園は準々決勝で姿を消す。

 そのPL学園を破ったのが府立春日丘だった。春日丘はその勢いのまま甲子園に出場し、大きく話題となった。絶対王者・PL学園を破った春日丘の当時のメンバーで、現在はミズノ株式会社のダイヤモンドスポーツ事業部の斎藤真一さんにインタビュー!当時の高校野球生活、PL学園戦の回想などを3篇にわたって紹介します。

高校野球を楽しく出来ればいいとだけ思っていた


斎藤 真一部長

 ―― まず斎藤さんは大阪の公立の春日丘高校出身ということで、勉強と野球を両立したいという思いで入学されたんですか?

斎藤真一(以下:斎藤): 大阪には第二学区という校区がありましてね、当時、硬式野球部がある学校というのがひじょうに少なかったんです。一番校の茨木高校には到底入ることができなかったので、学力的にちょうど良く、野球部がある春日丘に入りました。
 ただ僕は高校野球がやりたいと思って、甲子園というものは描いてなかったです。甲子園は当時圧倒的に強かったPL学園浪商、北陽などしかに行けないという感じでしたので、高校野球を楽しくできればいいくらいにしか思っていませんでした。

 ―― 春日丘高校では、名指導者・神前俊彦先生と出会うわけですよね。

斎藤: 神前さん自身は学校の先生ではなく、全日空の社員でした。春日丘から関西学院大に行って野球をやって全日空に入社して、会社員になってから母校の高校にちょくちょく手伝いに来てから、そのまま監督になったという感じだったようです。ちょうど僕が入部した時は監督に就任して2年目ぐらいの時ですね。

 ―― どんな指導をされた監督だったんですか?

斎藤: 非常に若く、熱血漢の監督で、監督がやたら口癖のように「甲子園に行く」と「甲子園に行ける」と言われてました。定時制があったので、練習時間は短かったですが、公立でも練習はそれなりに厳しくて、上下関係もしっかりしていて、楽しく野球が出来ればと思って入った自分としてはビックリしました。もっとのんびりと野球ができると思ったら、えらい違うなと。
 指導内容は公立高校として私学に勝つためにはどうしたらいいか、それを徹底する。練習はどちらかというと少数精鋭でやるような感じでした。

 ―― 強豪私学に勝つとなるとどういう練習をするんですか。例えば圧倒的に量が多いとかいう感じだったんですか?

斎藤: 平たく言えば、そんなにたくさんヒットを打てるわけではないので、要は1点を取るための手段を、いわゆる奇襲戦法というか、そういうのも含めて点の取り方みたいなものの工夫をしていました。バントやバスター、重盗などは、時間をかけて練習していました。
 練習試合が多くて、日曜日はずっと試合です。夏休み、春休みもほんとに試合ばっかりで、いろんなところに試合に行くんですけど、そこでいろんなプレーが出る。相手がやったプレーなんかもその後取り入れるみたいなこともやっていました。それを練習して自分たちのものにするみたいなことはやってましたね。

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