第721回 関東最速右腕・勝又温史 「未熟さを知った2年秋」【前編】2018年06月28日

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【目次】
[1]本格的な投手専念は中学3年生から
[2]エースとして臨んだ2年秋は悔いが残るピッチングに

 今年の関東地方で、最速右腕として名前が挙がるのが勝又 温史日大鶴ヶ丘)だ。狛江ボーイズから日大鶴ヶ丘入りし、1年秋に142キロ、2年夏には147キロと順調にスピードアップ。そしてこの春、最速150キロを計測した。右投手では関東最速右腕へと成長した。

 ここまで右肩上がりに成長しているように見える勝又だが、これまでの野球人生を振り返ると、かなりの苦労があったことが見える。まずは野球を始めてから高校2年生の秋までを振り返ってもらった。

本格的な投手専念は中学3年生から


最速は150キロを誇る勝又 温史(日大鶴ケ丘)

 ―― 小学校3年生の冬に野球をはじめ、「狛江ロッキーズ」に入団した勝又投手。当時はどんな選手だったのでしょうか?

勝又温史(以下:勝又): その時はファーストとキャッチャーやっていまして、そんなに野球を知らなかったので、指導者の方に言われるままに守っていた感じです。

 ―― どういうきっかけで野球をやろうと思ったんですか?

勝又: 小学校3年生まではサッカーをやっていて、3年生の時に友だちから「野球をやらないか」と誘われて始めました。

 ―― その後、勝又投手は狛江ボーイズに進みますが、ピッチャーになったのはいつからですか?

勝又: 本格的に始めたのは中学校3年生からで、遅いんです。というのも小学校6年生の時に試合で8連続フォアボールを出して、マウンドで泣きながら投げて。もうピッチャーはやりたくないなと思いましたね。あの時は。
 中学校ではずっと外野とキャッチャーをやっていて。それで監督さんから、中学校3年生になって「ピッチャーやってみないか」と言われて、もう時間が経っていたので「やってもいいかな」という感じで始めました。

 ―― でも投手はなかなかできるポジションではありません。肩の強さは最初から自信があったのですか?

勝又: ありました。小学生の時でも遠投は50メートル後半から60メートルは投げられて、中学校では90メートル以上だったと思います。

 ―― 中学校3年生の時、球速はどれぐらいか覚えてますか?

勝又: 最速136キロでした。

 ―― すごいですね。当時から今みたいな投げ方だったのですか?

勝又: そうですね。身体を全部使って速い球を投げるみたいな投げ方で。誰に教えられるわけでもなく、自然になっていました。やはり外野手をやっていたことで、体を大きく使う意識があったと思います。

 ―― 日大鶴ヶ丘に進むきっかけというのは何だったのでしょうか。

勝又: 自分が小学校5年生の時、日大三高が甲子園で優勝したんですけど、その時、西東京大会で日大三高と日大鶴ヶ丘が対決している試合を見て、もともと三高に進学したかった気持ちもあったんですけど、三高に入って強いチームでやるよりも、その試合を見て日大鶴ヶ丘がほんとに力負けしてない感じで試合をしていたので、ここに入って三高を倒したいなと思って入りました。

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プロフィール

勝又 温史
勝又 温史(かつまた・あつし)
  • ポジション:投手
  • 身長:180センチ78キロ
  • タイプ:右投左打
  • 日大鶴ケ丘
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