第686回 東妻 勇輔(日体大)最速153キロ右腕が語る「体重移動」の重要性2018年04月25日

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【目次】
[1]最速153キロはウエイトトレーニングで築き上げた
[2]フォームの肝は体重移動にある
[3]伸びのあるストレートを目指して


 昨秋は首都大学リーグで4勝を挙げ最高殊勲選手(MVP)に選出された東妻 勇輔投手(日本体育大)。続く明治神宮大会でも決勝のマウンドを任されると星槎道都大を完封し、見事にチームを日本一へ導く快投をみせた。そんな東妻投手はMAX153km/hのストレートを投げることでも注目されているが、スピードアップの秘訣についてお話をうかがった。

最速153キロはウエイトトレーニングで築き上げた


東妻 勇輔投手(日体大)

 中学時代は136km/h、智辯和歌山高では144km/hのストレートを投げていた東妻投手。元々、スピードがあるタイプの投手で、大学3年の春には150km/hの大台を突破したが、実はスピードアップを目的とした練習をしていたわけではなかった。

 「自分は踏み出す左足を突っ張って投げるフォームなんですが、そのせいで左足の太ももの裏側を肉離れしてしまうことがよくあったんです。そこで、ケガを防止するために昨春頃からウエイトトレーニングを始めたんです」。
 バーベルをかついでスクワットをしたり、ランジスクワットをしたりして下半身を強化。体がアンバランスにならないように背筋や胸筋も鍛えた。「スクワットは最初150kgの重さでやっていましたが、今は190kgまで重量を増やしています。それを10回×3セットやるのでかなりキツいのですが、自分を追い込んでやらないと先が見えてきませんから」。

 こうしたトレーニングのおかげで、以前よりも下半身が二回りほど大きくなった。「周囲から『お尻が大きい!』と言われたりするのですが、自分にとっては褒め言葉ですね。そして、下半身を鍛えて安定してきたことで、球速も自然と速くなっていったんです」。

 スピードアップという結果が出たことで、ウエイトトレーニングへのモチベーションもさらに上がっていくこととなった。「シーズンオフは週2回。シーズン中は、投げた翌日はランニングで疲れを取って、その次の日に筋肉を落とさない程度の軽めのウエイトトレーニングを週1回やっています」。このように継続してトレーニングを行うことで、昨秋の明治神宮大会ではプロのスカウトのスピードガンで153km/hをマークするまでに至ったのだ。

【次のページ】 フォームの肝は体重移動にある

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プロフィール

中川 圭太
東妻 勇輔 (あずま・ゆうすけ)
  • ポジション:投手
  • 身長:170センチ83キロ
  • タイプ:右投右打
  • 智弁和歌山-日本体育大学
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