第664回 徳島インディゴソックス・岸 潤一郎 独占インタビュー 僕が徳島で「プレイ」する理由2018年03月25日

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【目次】
[1]子どもたちとの触れ合いで感じた「野球がやはり好き」
[2]「大人な勝ちにこだわる野球」を体現したい


 1年夏、衝撃の甲子園デビューでベスト4。以後、4度の甲子園出場。侍ジャパンU-18代表にも選出され、最後は高校通算26本塁打を放ち長崎国体優勝でフィニッシュ。明徳義塾高での岸 潤一郎は「華」に彩られた野球経歴を謳歌していた。 それから3年。「KISHI・22」の背番号は、現在インディゴブルーの背中に宿っている。今季から四国アイランドリーグplus徳島インディゴソックスでのプレイを選択した岸。なぜ、彼は今、徳島の地で新たな野球人生を歩もうとしているのか?その真実が独占インタビューで語られる。

子どもたちとの触れ合いで感じた「野球がやはり好き」


オープン戦初戦は1番指名打者で先発出場し岸 潤一郎(徳島インディゴソックス)

 ――独占インタビューは2013年8月以来約4年半ぶりになります。まず、今改めて明徳義塾高での日々を振り返って、岸投手にとってはどんな2年半でしたか?

岸 潤一郎(以下、岸): 甲子園も4回出させてもらいましたし、最後は長崎国体優勝。投手としての考え方、判断も学べました。これ以上ない、いい経験をさせてもらったと共います。そして馬淵 史郎監督からは「大卒1位でプロに行けるように」とも言われたので、そこを目標に拓殖大に進学しました。

 ――拓殖大でのデビューは「打者」でしたね。

岸: 入学後、右肩の状態がよくなかったので、最初は指名打者。その後は肩とひじが交互に痛くなる繰り返しでした。ただ、ひじの状態が少しよくなったので、2年生の時、6月に紅白戦で1イニング投げたんです。
 ところが、投げて2人目の最後に痛くなり、3人目で「これはアカン」と。じん帯は切れていなかったんですが、使い過ぎで伸びていて8月に手術。それでも自分自身としては「休養して頭の中を整理する時間」と考えて、マイナスには捉えていなかったです。「3年秋に戻れれば」と考えていました。

 ――ところが、ですよね?

岸: リハビリがうまくいかず。心の部分もうまくいかず。「自分が大人じゃなかった」と今は思います。

 ――結果、3年秋には野球部を離れます。

岸: 野球が当時は嫌でした。最初はボールを触るのも、バットを握るのも嫌でした。でも、根本的には嫌いじゃなかったんだと思います。
 その後、高校時代は独立リーグの存在も知らなかったし、徳島は高校時代に四国大会で唯一言っていない県にもかかわらず、徳島インディゴソックスの南(啓介)社長は僕がケガをしていることを知っていて「インディゴコンディショニングハウスでのリハビリからでもいい」という話がありました。また、両親に対しても「手術をさせてもらったのに野球を辞めるのは……」という想いもあった。それと僕は尼崎に戻った時、「甲子園サイエンスラボ」で子どもたちに野球を教えるアルバイトをしていたんです。

 ――「子どもが好き」は明徳義塾高時代にも、よく話をしていましたね?

岸: そこで子どもたちと戯れているうちに、「野球が楽しい。ノックを受けるだけで楽しい」という原点を思い出したんです。
 だから、今は先輩も後輩もいる中での野球がすごく楽しいんです。仕上がりはまだまだですけど、楽しみつつレベルアップしていきたいです。。

【次のページ】 「大人な勝ちにこだわる野球」を体現したい

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プロフィール

岸 潤一郎
岸 潤一郎(きし・じゅんいちろう)
  • ポジション:投手
  • 身長:174センチ78キロ
  • タイプ:右投右打
  • 尼崎市立難波小(成徳イーグルス~金楽寺少年野球クラブ)~尼崎市立中央中(西淀ボーイズ)~明徳義塾高~拓殖大(中退)上記データは掲載時のものとなります。
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