第643回 山田健太(大阪桐蔭)「新世代大型二塁手」としてセンバツ連覇へ2018年02月06日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【山田健太選手のギャラリー40枚もチェック!】

【目次】
[1]成長の糧になった「1年秋の悔しさ」
[2]「日本一」で見えた次なる目標
[3]名手2人から学んだ守備技術/打撃を見直し、センバツ連覇を狙う

名手2人から学んだ守備技術


山田健太選手(大阪桐蔭)

―― そして、山田選手は秋からセカンドへ本格転向。これまでサードとは比べて動き方の違いは感じましたか?
山田 打球の見え方が全然違う。そこは非常に難しさを感じました。


―― それでも山田選手に対しては多くの野球関係者から「183センチという体型なのにグラブ捌きが軽快で動きも身軽」という声が聞かれています。
山田 そこは2人のコーチの存在が大きかったと思います。

―― その「コーチ2人」とは?
山田 1学年上の坂之下 晴人さんと大阪桐蔭OBの岩下 知永(元日本生命)さんです。

―― その2人からはどんなことを教わったのでしょうか?
山田 岩下さんは夏休みから結構来ていただきまして、「捕球時はグラブを立てる意識が強いと、手のひらが硬くなってしまってハンドリングが硬くなってしまうので、グラブの面を少し横に向けろ」など技術的なことを多く学びました。

 そのほかにも自分の今までにない考えを教えていただき、毎日が新鮮でした。実は岩下さんからグラブをもらって、秋の大会はそのグラブでプレーしたんです。

 坂ノ下さんには主にポジショニングを教わりました。まずボールが飛んでくるまでのポジショニング。そのために捕手が出すリードの球種、打者の傾向をすべて読んで、相手に悟られれないよう、打球が飛ぶまでの待ち方を教えてもらいました。

 これは本当に難しかったです。秋季大会の終わりごろにようやくマスターして、今はだいぶ上達したと思います。

―― 打撃の状態はこの秋、いかがでしたでしょうか?
山田 よくなかったです。悪いなりに修正できる術が自分にはなかったです。府大会までごまかしは利きましたが、近畿大会、神宮大会では通用しませんでした。

神宮大会では自分の打撃を見失っていて、打撃フォームが崩れていて、良い方向にもっていけませんでした。そこは自分の弱さだと思います。

打撃を見直し、センバツ連覇を狙う


山田健太選手(大阪桐蔭)

―― 秋の大会が終わってからはどういう打撃修正に臨みましたか?
山田 ボールをシンプルに見ることを意識して、打撃練習を行いました。またスイング軌道はインサイドアウトを心掛け、コンパクトにバッティングすることを意識しました。

―― その結果、台湾で行われた親善試合で、17打数6安打、5打点と活躍を見せます。
「山田」 この大会では木製バットでしたので、「余計にごまかしが利かない場所だ」と思いました。

 台湾の投手陣は球速が速い投手が多かったですけど、そこで結果を残せたことは今後の野球人生を考えると大きな自信となりました。

―― では、山田選手は将来、どんな二塁手になっていきたいと思いますか?
「山田」 やっぱりプロ野球では山田 哲人選手(東京ヤクルト)や菊池涼介選手(広島東洋カープ)のような二塁手が出ていますし、そういう選手たちに近づける選手になりたいと思います。

―― 2人の名前が挙がるということは将来的にプロは描いているのでしょうか?
「山田」 そうですね。いずれはその目標が実現できればと思いますし、また同学年の根尾昂や藤原恭大は1年からすごくて、刺激になりますし、彼らにも負けたくない思いはあります。

―― 今年は夏の100回記念大会の後にアジア選手権が宮崎で開催されます。その大会に出場したい思いはありますか?
「山田」 そうですね!頑張って選ばれたいです!

―― では最後に選抜へ向けての意気込みを教えてください。
「山田」 昨年、センバツ優勝した時の喜びはこれ以上ないない喜びで、人生で一番嬉しかったので、今年は春夏連覇へ向かっていきたいです。

 全国では強い学校が多くあると思いますが、自分たちは自分たちで相手は気にせずに挑戦者の気持ちを忘れずにやっていき、まずはセンバツ連覇を目標にやっていきたいですし、あの喜びをもう一度味わいたいです。


この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

大谷 拓海
山田健太(やまだ・けんた)
  • ポジション:二塁手
  • 身長:183センチ83キロ
  • タイプ:右投げ右打ち
  • 上記データは掲載時のものとなります。
【関連記事】
第733回 選抜連覇のPL学園を破るために取り組んだ練習の日々 MIZUNO 斎藤真一部長 (大阪・春日丘出身)VOL.1 【2018年インタビュー】
第759回 【準々決勝展望】王者、名門、新鋭、台風の目が勝ち進んだ平成最後の夏!ゲキアツ4試合の見所!【大会展望・総括コラム】
第755回 【9日目見所】大阪桐蔭は試合巧者・沖学園と対決!4本の矢・近江にも期待【大会展望・総括コラム】
第27回 大阪桐蔭高等学校(北大阪)【2年連続10回目出場】【第100回全国高等学校野球選手権大会 チーム紹介】
第177回 ミレニアム世代のトッププロスペクト Vol.26 根尾昂(大阪桐蔭)「潜在能力はナンバーワン。精神的な強さが最大の武器」【ドラフト特集】
第174回 ミレニアム世代のトッププロスペクト Vol.25「藤原恭大」【ドラフト特集】
大阪桐蔭vs作新学院【第100回全国高等学校野球選手権記念大会】
大阪桐蔭vs大阪学院大高【大阪府 2018年夏の大会 第100回選手権北大阪大会】
大阪桐蔭vs履正社【大阪府 2018年夏の大会 第100回選手権北大阪大会】
大阪桐蔭vs金光大阪【大阪府 2018年夏の大会 第100回選手権北大阪大会】
大阪桐蔭vs常翔学園【大阪府 2018年夏の大会 第100回選手権北大阪大会】
第732回 紀州のスラッガー・林 晃汰(智辯和歌山)「夏こそ大阪桐蔭を打ち崩す」 【2018年インタビュー】
第717回 岐阜の二刀流・中神拓都(市立岐阜商)「同じ岐阜県出身のライバルに負けたくない!」【後編】 【2018年インタビュー】
第716回 羽田野 温生(汎愛)打倒・大阪桐蔭に燃える公立の本格派右腕 【2018年インタビュー】
第714回 岐阜の二刀流・中神拓都(市立岐阜商)高校通算46発の多くは逆方向「逆方向本塁打の極意」【前編】 【2018年インタビュー】
山田 健太(松江商) 【選手名鑑】
山田 健太(大阪桐蔭) 【選手名鑑】
大阪桐蔭 【高校別データ】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー