Interview

オリックス・バファローズ 山岡泰輔(瀬戸内高校出身)投手【後編】なかなか体重が増えなかったがFUを飲みだしたら7㎏増えた!

2018.01.17

 オリックス・バファローズの山岡泰輔投手。今でこそ172センチ68キロと理想的な体型を得て、ローテーション投手として活躍する同投手だが、高校入学時は58キロ。食べても食べてもなかなか増えなかった。体重増加のキーポイントはどこにあったのか?

 2017年シーズン、登板した24試合すべてに先発してパ・リーグのルーキーで唯一、規定投球回をクリア。オリックス・バファローズの先発ローテーションを守り抜いた山岡 泰輔投手。それを可能にした大きな要因は体重が思うように増えず苦労していた時代に出会った「MUSASHI」栄養補助食品であった……。

 172センチ68キロと高校球児の皆さんと同体格の山岡選手が語った「身体づくり」へのアプローチ。現在の体作りに対する意識と、高校時代の練習、トレーニングから。栄養補助食品との出会いに至るまでまでの秘話が明かされた前編に続き、後編では東京ガス時代から取り組む山岡投手の栄養補助食品摂取方法や「体重論」を球児の皆さんにわかりやすく話して頂きます。

無理なく体を大きくできた「FU(フー)」の存在

オリックス・バファローズ 山岡泰輔(瀬戸内高校出身)投手【後編】なかなか体重が増えなかったがFUを飲みだしたら7㎏増えた! | 高校野球ドットコム
FU(フ―)を手にする山岡泰輔選手(オリックス・バファローズ)

 瀬戸内高校から東京ガスへ進む際、「飲食物から栄養を摂取する身体のシステムをサポートしてくれる」ということで試した「MUSASHI」のアミノ酸栄養補助食品「FU(フー)」。山岡 泰輔投手はすぐに効果を実感した。

「FUを飲むようになったら、今まできついなと思って食べていた量が楽に食べられるようになった。それが1番。無理せずに食べられる量が増えて、体重も上がった。一気にガンッと上がるのではなくて、自然と上がっていきました。
 それだけでなく、疲れの回復具合もよくなりましたし、トレーニング効果も向上した。それにFUは量が少ないので飲みやすいし、プロテインのように作ったりする手間もかからない。食事する前に水と一緒にサッと飲むだけなので簡単なのもいいですね」

 身体だけではない。精神面でも「FU(フー)」は潜在的プラス効果をもたらした。

「飲み続けていったら体重を落とさずに済んで『頑張って食べなきゃいけない』というストレスもなくなったんです。毎日、飲んでいるとそれが当たり前になって効果を忘れてしまうんですけど。
 ですから、今でも遠征先に持っていくのを忘れてしまったりしたときに、普段と同じ量の食事をして、『なんか、きついな』と思って、『あっ、FUを飲んでいないからか』と、逆の形で気づかされたりするんです」
 よって山岡投手は、このような実体験を踏まえ、高校球児にこのようなアドバイスを送る。
 「たとえば夏場につい水分を摂りすぎてしまって食べる量が落ちてしまう、プロテインを飲むとお腹が張ってしまい食べる量が増やせないといった選手にもいいでしょう。
 『たくさん食べたな』と思ったときは、その後、動くのがきつい。でもお腹が張る感じがなく『そんなに食べた感じがしない』となれば、そのことを気にしなくてよくなる。食べた量は同じだとしても、気持ちが違う。すると体もスムーズに動きやすくなる。そのあたりも飲むようになってよかったなと感じる部分です」

[page_break:「68キロ・4年間ベスト体重」の理由]

「68キロ・4年間ベスト体重」の理由

オリックス・バファローズ 山岡泰輔(瀬戸内高校出身)投手【後編】なかなか体重が増えなかったがFUを飲みだしたら7㎏増えた! | 高校野球ドットコム
山岡泰輔選手(オリックス・バファローズ)
 

 かくして「FU(フー)」摂取で一気に体重に悩まされることがなくなった山岡 泰輔投手。東京ガスに入社し、1年目から活躍。この68Kgは現在に至るまで4年間・彼のベスト体重となっている。では、大型化が多くを占める野球界であえて、68kgで留める理由とは?そこには経験則に基づいた確固たる信念がある。

 

「確かに体重が増えれば球威やスタミナが上がる可能性はありますが、体重が増えたら球がよくなるわけではない。そこは勘違いしないでほしいですね。食べられるようになったからそうなれたのではなく、練習やトレーニングもかなりしてきたので。
 それと自分の体を知ること。体重や筋肉量を増やすだけならどんどん増やしていけますけど、目的は野球のパフォーマンスを上げることですから。僕は体のダルさなどを意識しながらいろいろ試してみて、68㎏より増やすと思うようなピッチングができなかったので、そこをキープしてやるようにしたんです」

 よって、山岡投手は未来永劫、68kgをベスト体重だとも考えていない。「まずは2月の春季キャンプで最初から動ける体を作ること」と語った2018年指針の中にその部分も含まれている。

 「体重ももう少し増やしてみようかなとも考えています。17年の68キロを70キロでずっと行けたら疲労度が楽になると思うので、試してみようかと思っています。高校のときの70キロはいいコンディションではなかったんですけど、それはベースが64キロで短期間に6キロ上げたから。今はベースが68キロで、3、4カ月かけて2キロ増やすだけ。無理なく70キロにもっていて、あとはキープすればいい。疲労度が軽減できれば、より安定したパフォーマンスを発揮できるようになると思います」

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山岡泰輔選手(オリックス・バファローズ)

 そう思えるようになれたのも体重コントロールを支える「MUSASHI」の栄養補助食品摂取法についても日々探究を重ねているからだ。
 「今は『FU』以外にも、筋肉を効率よく成長させるのを手助けしてくれる『KUAN(クアン)』やリカバリー効果が期待できる『NI(ニー)』なども、自分にとっていつ摂取するのがもっとも効果的なのかを見つけて飲んでいますが、年齢を重ねれば身体も変化してくるでしょうし、飲んだ後のリアクッションも違ってくると思う。
 今は若くて回復も早いからこれは要らないけど、疲れが取れにくくなったらもっと栄養補助食品に頼った方がいいかもしれない。その年、その年で飲み方は変わってくると思います。だから身体との対話は常に必要です」

 このように、常に自分の身体と向き合うことを忘れない山岡 泰輔投手。高校球児へのアドバイスを求めても、終始一貫していたのは「自分の身体を知るための努力」であった。

「まずは自分の身体を知ろうとする。そうしないと自分の体であっても細かい反応までは気づけないと思います。技術の面でもただ投げているだけ、打っているだけでは気づきは少ない。それと同じです。
 身体作りにおいても自分に合った体がある。そこに向けた過程もいくつもあって、自分に1番いい体重の増やし方、筋肉のつけ方を知らないといけない。僕は瀬戸内高校のときにトレーナーさんからいろいろ教えてもらうようになりましたが、ウェイトトレーニングや体の組織のことなどに本格的に目を向けるようになったのは東京ガスに入ってから。

 社会人になってレベルが高くなるというのと、プロでやりたいというのもありましたから。こういうことは知れば知るほどおもしろくなる。それで興味がどんどん深くなっていた。それが結果にも結びつく。ただ体重が増えただけなら太っただけですし、筋肉が大きくなってもプレーに結びつかないと意味がないです」

[page_break栄養補助食品を使い、身体と真剣に向き合おう]

栄養補助食品を使い、身体と真剣に向き合おう

オリックス・バファローズ 山岡泰輔(瀬戸内高校出身)投手【後編】なかなか体重が増えなかったがFUを飲みだしたら7㎏増えた! | 高校野球ドットコム
山岡泰輔選手(オリックス・バファローズ)

 山岡投手の話はまるで京セラドームのマウンド上で躍動するように、さらに熱を帯びていく。球児に伝えたいことがほどばしる。

「あとはバランスを大切にした方がいいでしょうね。体の前側と後ろ側、左側と右側、上半身と下半身。本当に自分が使いやすい体とはどういうものか。扱いやすい体の大きさ、重さをわかった上で筋力トレーニングをしていくべきだと思います」

 特に「追い込み」と言われる、この時期の「冬トレーニング」についても、山岡投手は詳細に語った。

 「冬場は技術的な練習の時間が少なくなって、トレーニングが多くなると思いますが、だからといって追い込みすぎてケガをすることには注意してほしい。大きなケガをしてしまえば夏に間に合わなくなってしまうこともある。それだけは避けたいですよね。これ以上やったら故障するかもと感じたら、力を抜いてもいいと思う。
 サボったり楽をしていたわけではないですが僕は冬場はケガをしないことを1番に考えていました。トレーニングをおろそかにすると、それもケガに繋がるので絶対にやっておくべきですが、オーバーワークには気をつけてほしい。中学生は筋力トレーニングをまだ控えた方がいいと話す方もいますが、それもやりすぎるとよくないだけであって、必要な筋肉量がなければ故障のリスクは高まります」

具体例は山岡投手の実体験だ。

 「たとえば身長が伸びて、腕も長くなって以前より腕を振るパワーが上がっているのに筋肉が上がっていないと負担がかかってケガをしたりする。僕も中学生のときにパッと球速が上がった時期があって、そこから腕が振りやすくなったなと思って振っていたんですけど筋肉が追いついていなかった。振った後に受け止める筋肉が負けていて右肘への負担が積み重なっていった。それが高校2年のとき爆発してしまった。
 そこから体のことちゃんと考えるようになったので、正直、人よりも遅かったと思います。でも、今こうしてやっていられるのは、そこで自分の体作りに対して真剣になれたからでもあります」

 2018年は名実ともに柱として、オリックス・バファローズの4年ぶりクライマックスシリーズ進出、22年間遠ざかるリーグ制覇と日本一の原動力となる背番号「13」。最後に球児たちへこんなメッセージを送ってくれた。

 「肝心なのは高校生でも、中学生でも身体に見合ったトレーニングをすること。中学生なら身体全体を鍛えなくてもいい。必要な個所を必要な分だけやればいい。それなら成長に支障をきたすことはないと思います。
高校生の冬場の時期はケガをしないようにマックスまでやる。難しいことですが、そこも自分の身体を知っているかどうかが大事になってくる。冬場はそういう時間も取りやすいと思うので、「MUSASHI」などの栄養補助食品も上手に取り入れながら、しっかり自分の体と向き合うようにしてほしいですね」

 「MUSASHI」との運命的出会いから始まった「自分の身体と向き合う」野球選手としての生き方。プロ2年目の今季も山岡 泰輔は「FU(フー)」「KUAN(クアン)」「NI(ニー)」といった多彩な栄養補助食品たちを変化球のごとく組み合わせつつ、球児たちに「自分の身体と向き合い、努力することの大事さ」を説くために右腕を振る。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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