第635回 野村佑希(花咲徳栄2年・外野手&投手)夏・甲子園連覇と夢実現へ。常に高い目線で【後編】2018年01月04日

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【目次】
[1]秋は別格の活躍/投打で怪物級の選手へ この冬も激しいトレーニングで化ける
[2]夢の実現に向けて課題にしていること


 センバツは第90回、夏の選手権は第100回大会を迎えるなど、高校野球にとって節目の2018年。加えて新3年生となる世代は2000年生まれが大半を占める、いわゆる「ミレニアム世代」。すべてにおいて記念すべき一年を飾るべく、全国各地で逸材たちが活躍の助走に入ろうとしている。
 そこで今回はそのトップレベルプレイヤーたちを徹底インタビュー。今回登場して戴くのは2017年夏・埼玉県勢初優勝を果たした花咲徳栄で中軸を張り、現在は主将・高校通算35本塁打スラッガー・外野手・最速146キロ右腕の四刀流を務める野村 佑希である。
過去・現在・未来をあますことなく語って頂いたロングインタビュー。2年夏、甲子園でのブレイクにつながった1年冬の練習を中心に、甲子園の活躍までを振り返っていただいた前編に続き、後編ではこの冬の取り組み、2018年の意気込みを語っていただきました。

野村佑希(花咲徳栄2年・外野手&投手)長所を開花させた1年冬の練習【前編】

秋は別格の活躍


秋季大会中の野村佑希(花咲徳栄)

――新チームがスタートしてどんな思いでプレーしていたのでしょうか?
野村 自分以外、夏を経験している2年生が少なかったので。自分が打ち取られる姿は見せたくなかったですね。

――その言葉通り、県大会では活躍を見せ、秋の県大会3回戦の鷲宮戦で5打数5安打3盗塁の活躍。3盗塁は、今までの野村選手にはない姿だと感じました。
野村 3盗塁が意外だといわれますが、僕の中では一つでも先の塁を奪うというのは、ずっと意識していたことであって、先輩たちに走れる選手が多かったので、目立たなかったのかもしれません。

――その後、関東大会まで進むも、初戦敗退でした。改めて1年を振り返っていかがですか。
野村 苦手の内角も克服できましたし、正直言って、打者としてここまで成長することは思いもしなかったです。本当に良い1年でした。

投打で怪物級の選手へ この冬も激しいトレーニングで化ける


カエルを行う野村佑希(花咲徳栄)

――オフシーズンではどんなことを目標に掲げてトレーニングしているのでしょうか?
 野村 野手として、高校2年で29本打って35本塁打まで達したので、これ以上のペースで打てるよう、高校通算60本塁打は最低限。投手としては最速150キロ超えしてストレートで押せる投手になることを目指しています。

――去年とは変わったトレーニングを教えてもらっていいですか?
 野村 グラウンド奥の砂場を見てください。あれ、11月から1か月かけて、レフトからライトまでのポール間の100メートルに砂を入れて、グラウンドを砂場に変える作業を行ったんです。あそこで、カエルとか、手押し車とか、基礎トレーニングで体幹をバリバリ鍛えています。

――見ていてとてもきつそうに感じました...。
野村 そうですね。去年までは一塁側のファールグラウンドに50メートルぐらいの距離で砂場を作りましたけど、今年からさらに長くなって、ポール間となりました。本当にきついです...。この砂場でのダッシュとかはだいぶきつくなりましたけど、怪我をしないよう一本一本丁寧に行っていきたいです。

――今年から新たにやっているトレーニングはありますか?


ベンチプレスを行う野村佑希(花咲徳栄)
野村 ベンチプレスです。実は苦手で、あまりやっていなかったんです。だけど、さらにパワーアップしたいという思いで始めてます。今は65キロを持ち上げるだけでもきついですが、さらに持ち上げられるようになればと思っています。効果はパフォーマンスに現れているかはまだ実感していないですが、地道に継続したいです。

――打撃ですと、どんな課題をもってやっていますか?
野村 今はすべてのコースで長打が打てるようになりたい。外角低めを右中間に持っていきたいですし、インコースは見逃さず打てるようになりたいです。

――野村君の打撃が実現するために参考にしている打者がいれば教えてください。
 野村 落合博満さんです!

――それはすごいですね。どういうきっかけですか?
野村 11月下旬に岩井監督から「参考にしてみてはどうだ」と勧められ、それからは落合さんの現役時代の打撃の動画をみています。落合さんはインパクトのしかたが他の打者にはない捉え方をしており、ぜひモノにしていきたいです。

――では投手・野村について聞きます。目指すのは150キロと聞きましたが、ほかに追求していることはありますか?
野村 ここ最近は、変化球中心のピッチングをしていましたが、今はストレート中心のピッチングをして空振りが奪えるストレートを追求しています。今はそれに向けてピッチング練習をしているところです。

――打のお手本では、西川 愛也選手がいました。投では清水 達也投手、綱脇 彗投手がいましたが、2人にはどこを学んでいますか?
野村 2人からはメンタル面のアドバイスをもらっています。甲子園であの場面はどんな心境で投げて、どう潜り抜けたのか。その話はとても参考になっています。

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プロフィール

野村 佑希
野村佑希(のむら・ゆうき)
  • ポジション:内野手・投手
  • 身長:185センチ87キロ
  • タイプ:右投げ右打ち
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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