第606回 横田 龍也(豊田工)「将来的には、菊池雄星選手のような投手を目指したい」2017年10月31日

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【目次】
[1]転機となったKボールでの経験
[2]投手として意識アップ、エースの自覚をつけた一戦
[3]目標は150キロ、そしてプロ入り!

 最速142キロをマークしたという実績のある長身左腕だが、そのスピードだけではなく、185cmの身長を生かした角度のある左腕独特のストレートの威力と、強靭な体力とスタミナを評価する声も多い。また、ボールそのものに伸びがあるので、高めのストレートで空振りを取れるのも、力のある本格派の好投手の証だ。そんな横田投手に、これから目指すところ、将来の希望などを聞いてみた。

転機となったKボールでの経験

横田 龍也(豊田工)

 この夏は、エースナンバーを背負って大会に臨み、チームとしても初めてとなったベスト8進出の原動力にもなった。
「先輩もいる中で、背番号1を貰ったのですが、嬉しかったのと、自分でいいのかというところはありました。それが、大会が終わってみてからは、その役割や重さを感じるようになりました」

 そう言うように、エースナンバーを背負って、ひと夏を過ごしたという経験は大きかった。そして、チームも初めてベスト8に進出したということを経て、改めて自分の中でもエースとしての責任を感じるようになってきているという。

 とはいえ、当初は積極的に投手をやりたいという気持ではなかった。小学校低学年時代はテニスボールみたいなもので遊んでいたのだが、小学4年生から地域のクラブチーム(豊田虎)に所属するようになって本格的な野球に取り組むようになった。左利きで身長が高いというだけの理由で投手を任されたのだが、最初の試合で1イニング投げ切れなくて、大量点を取られたという経験がトラウマとなって、自分からは投手をやりたいという気持ちにはならなかったという。

「自分のせいで、試合がぐちゃぐちゃになってしまったということにも責任を感じていて、もう、投手やりたくないなと思っていたんです(苦笑)」

 進学した地元の中学の野球部では、左でも守れる一塁手か外野手が主たるポジションだった。小学校時代のこともあって、それ程目立つ存在ではなかったという。それでも、背が高くて左腕ということもあって、投手として投げることもあった。とはいえ、エースという立場ではないということもあり、消極的な気持ちでマウンドに立っていた。制球も甘く、コントロールも定まらないという状態だった。

 それでも身長が高いということで、中学時代にKボールの豊田・三好選抜のメンバーに選ばれたことで、野球への意識が変わった。本人としては、「第一希望は一塁手、第二希望で投手」というつもりだった。ところが、貴重な長身の左腕ということで投手として選出された。そこで、ほぼ完璧と言ってもいいくらいの状態で投げられたことで、それが自信にもなった。

 ボールも軟式ボールが、Kボールになったということで、いくらか大きくて重くなったということが、本人にもしっくりいったということも大きな要素だった。そして、この好投が大きな転機になった。

【次のページ】 投手として意識アップ、エースの自覚をつけた一戦

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プロフィール

増田 珠
横田 龍也(よこた・りゅうや)
  • ポジション:投手
  • 生年月日:2000年5月16日
  • 身長:185センチ84キロ
  • タイプ:左投げ左打ち
  • 前山小4年から本格的に豊田虎チームに所属して、野球に取り組む。ポジションは投手と一塁手と外野手兼務。豊南中野球部では一塁手。豊田工進学後に投手に専念。
  •  
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