目次

[1]衝撃の告白!8盗塁のうち、ほとんどがスタートが遅れたものだった
[2]丸山が大事にする加速のポイント

 9月4日、第28回WBSC U-18ベースボールワールドカップ4日目。日本はオランダと対戦。試合は5回終わって、0対1と1点ビハインドの試合展開。そこで足を絡め逆転に成功。逆転のきっかけを作ったのは、8番の丸山 和郁前橋育英)である。安打で出塁した丸山は鮮やかな二盗を決め、同点のホームを踏み、そして8回表には3点目のホームを踏み、足で勝利に貢献した。甲子園では大会タイ記録となる1大会8盗塁。今年の高校生を代表する韋駄天だが、自分が身に付けた盗塁の感覚はオリジナリティ溢れるものだった。

衝撃の告白!8盗塁のうち、ほとんどがスタートが遅れたものだった

丸山和郁(前橋育英)

 0対0の投手戦。あるいは0対1の1点ビハインド。相手はかなりの好投手。そんな緊迫とした場面で状況を切り開くには、

・一発長打
・足を絡める

この2つの方法しかない。オランダ戦はまさにそんな展開だった。日本はオランダの先発のD.ブレークの投球に苦しめられ、5回までわずか1安打。6回表、先頭打者として打席に立ったのが丸山 和郁だ。丸山は先頭打者として出塁する。1球目、サインは待て。そして2球目で盗塁のサイン出て、仕掛けた。なんとリードを取ってから2秒94という驚愕のタイムで二塁へ陥れた。ただ本人は
「スタートが遅れてしまいました」と首を傾げたが、これが同点のきっかけとなり、丸山はその後、バッテリーミスで同点のホームを踏んだ。日本にとって崩すチャンスはこの回しかなかった。その場面で盗塁を決める丸山の勝負強さに恐れいる。

 夏の甲子園では8盗塁。いかにして盗塁技術を磨いてきたのか。すると驚きの答えが帰ってきた。
「スタートが大事だと思うんですけど、自分、実は盗塁のスタートが苦手なんです。本当はスタートがもっと上手くなりたいですけどね。あと甲子園の8盗塁中、スタート良く切れたのは1個しかありません」

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