第562回 筒香 嘉智選手(横浜DeNAベイスターズ)「正しいスイングこそ理想の打撃の近道だ」【前編】2017年08月11日

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【目次】
[1]最も大切なことは正しいスイングでバットを振り抜くこと
[2]コンパクトなスイングでも強い打球を飛ばせる理由

 日本球界を代表する筒香 嘉智。昨年は25歳ながら、セ・リーグ二冠王に輝き、今年は第4回WBCに出場し、打率.320、3本塁打、8打点の好成績を収めた。そんな筒香の打撃について技術的な側面から迫った。

最も大切なことは正しいスイングでバットを振り抜くこと

筒香 嘉智選手(横浜DeNAベイスターズ)

 バッティングは始動からボールを捉えるインパクトまでの間に技術を要するさまざまなポイントがある。上半身ならバットを構える位置、バットの上下動の有無、あるいはバットの引きの大きさや振り出すときの位置と角度、下半身なら始動のときの足を動かすタイミング(右打者は左足)やどのタイミングでステップするのか、あるいはステップはゆっくり出すのか速く出すのか、インステップかアウトステップか……等々、そして総合的にはボールを捉えるポジションが投手寄りか捕手寄りか、というのも重要ポイントだ。

 こういうさまざまな動きを簡単に表現すれば、「反動を抑えた小さな動きで強くボールを捉える」ということになる。私が考える理想のバッティングに最も近いのが筒香 嘉智(横浜DeNA)である。プロに入って急に理想的なバッティングをするようになったわけではない。横浜高校時代からバッティングの完成度は極めて高かった。

 3年生になる直前、雑誌の取材で話を聞いたとき、反動を使わないバッティングはいつからしているのか聞くと、「昔から反動をつける打ち方はしていないです」と言う。さらに、「昔」とはいつのことか聞くと、「中学生になって本格的に野手になってからですね」と答えた。

上半身のパワーだけで打つ力自慢なら「嘘つけ」と思ったかもしれないが、それより3カ月前の08年夏の甲子園大会で筒香はパワーだけでなく緩急対応型のバッティングで大会通算3本塁打、14打点、打率.526と打ちまくり、準々決勝の聖光学院戦では今もって大会記録として残る1試合8打点を記録しているのである。正直、意識の高さに驚かされた。

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プロフィール

筒香 嘉智
筒香 嘉智(つつごう・よしとも)
  • ポジション:外野手
  • 身長:180センチ73キロ
  • タイプ:右投左打
  • ■選手名鑑
    筒香 嘉智
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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