第556回 石川 翔(青藍泰斗)「葛生の剛腕、最後の夏は最高の夏に」2017年07月09日

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打倒・作新学院の思いはずっと持ち続けている



石川 翔(青藍泰斗)

 こうして春を迎えた石川投手。3月中旬に行われた関西遠征では昨秋の和歌山チャンピオン・和歌山東を完封。センバツ帰りの東海大市原望洋戦でも7回を投げて14奪三振で無失点と絶好の滑り出しを見せたが、ここでもケガがつきまとう。4月上旬に股関節を痛め、春季大会は代打での出場のみ。その後、投球を再開すると練習試合で自己最速の149キロを計測するが、今度は肩痛に見舞われた。ただ、6月下旬には戦列に復帰。「今は調子も戻ってきています」と、夏に向けてギアを上げている。

 一方、石川投手は打撃面でも4番を任される長距離砲。
「バッティングはずっと調子が良くないのですが、悪い時はバットのヘッドが下がってしまうので、連続ティーで耳の位置からバットを出すようにフォームを固めています」

 また、守備範囲の広さには自信があるという外野の守備では「一歩目を大事にしています。その一歩目を早くするために、常に足を動かしていますし、最後までボールを見て集中するようにしています」と、話す。ただ、「好きなのはピッチャー。外角の真っ直ぐで見逃し三振を取った時が一番気持ちいいです」

 そして、夏の目標は絶対王者・作新学院を倒して甲子園に出場することだ。
「昨年の秋季大会で作新学院に負けて、みんなとても悔しい思いをしました。この冬は、つらい練習になると『作新だ。作新に勝つぞ』と声を掛け合って、乗り越えてきました」

「打倒作新学院」の想いはチームを一つにし、石川投手の心も変えた。
「昨年の秋までは『一人で野球をやっている』と監督によく怒られていました。実際、ピンチになると淡白になってしまったり、焦ってカウントを悪くすることがあったのですが、今は周りの野手の声が聞こえますし、キャッチャーとしっかり話し合いもできているので、ピンチの場面でも冷静に投げることができるようになりました」

 技術、体力の向上だけでなく、精神的にも成熟し「チームメートの力も借りて、27年ぶりの甲子園出場を果たしたいです」と話す石川投手。この夏のピッチングも期待ができそうだ。

(インタビュー/文・大平 明)

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プロフィール

石川 翔
石川 翔(いしかわ・しょう)
  • ポジション:投手兼外野手
  • タイプ:右投左打
  • 身長体重:180センチ80キロ
  • ■選手名鑑
    石川 翔
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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