目次

[1]劇的に進化した「クイックモーション」
[2]青柳流「再現性の高いフォーム」の入手法
[3]「いい日と悪い日の違い」に日々向き合う

「いい日と悪い日の違い」に日々向き合う


――毎日に近いペースで投げることで、いい日も悪い日も投げる状況を継続的につくることができる。

青柳:そうなんです。常に同じフォームで投げるということは、いかなるコンディションにおかれてもそのフォームを再現できるということ。そのためには日々、好不調を意識した投球練習をおこなわなければ、再現性の高いフォームはなかなか手に入らない。プロがキャンプなどでおこなう、1日に集中してたくさん投げる『投げ込み』と称される練習法もフォーム固めやコントロールの向上に有効だとは思いますが、量をともなう練習法は、まだ体が出来上がっていない高校生には故障のリスクが生じるのでお薦めできない。

 それならば1日あたりの球数を少なめにし、毎日に近いペースで投げることで、『いい日と悪い日とでなにが違うのか』というテーマと日々向き合う習慣をつくる。シーズン中は毎日のように試合があるプロだとなかなかできないやり方ですが、平日は練習、週末はゲーム中心というスケジュールで動いている高校球児には合うのではないかと思います

――来たる夏の大会でチームのために結果を出したいと願う高校生ピッチャーたちへのアドバイスを最後にいただけませんか。

青柳:困った時に真っすぐでしかストライクがとれないピッチャーは多少球が速くても狙い打たれてしまい、なかなか望む結果は手に入りにくいです。でも、いつでもストライクがとれる変化球がひとつあれば、たとえスピードに自信がなくても、高校野球では十分通用すると思います。別にコーナーに決まらなくてもいいんです。10球投げたらストライクゾーンのどこかに8球入ればいい。そんな変化球をぜひひとつ身につけて夏本番に臨んでほしいと思います。高校球児のみなさん、頑張ってください!

(インタビュー/文・服部 健太郎)

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