目次

[1]収穫と課題を得た夏
[2]二度目の冬を越し最速152Kmをマーク


 去った沖縄県高校野球春季大会1回戦。八重山商工宮古工との連合チームとして出場し、中部商と対戦した。先発した平良 海馬は3失点したものの、最速152kmをマークし全国的に注目される存在となった。平良自身、高校野球生活最後の夏を迎えるいま、どのような取り組みをしているのか。彼のこれまでの野球歴を掘り下げつつ、これまでの経緯を探ってみた。

 後編となる今回は、2度めの夏から、最速152Kmを記録した今春までを振り返るとともに、夏に向けた想いを伺いました。

平良 海馬(八重山商工)「進歩し続ける魅惑の快速右腕!」【前編】から読む

収穫と課題を得た夏

平良 海馬(八重山商工)

 八重山商工は初戦、同じ石垣島の八重山と対戦(試合記事)。
「向こうは新人大会、秋季大会と優勝していましたが、同じ島で練習試合をして勝つなど自信がありましたから負ける気は全くなかったです。」

 3番レフトで出場した平良 海馬。6回二死一、二塁からライトの頭上を越える3ランホームランで流れを変える。チームも9回に4点を奪いライバルを突き放すと、その裏平良 海馬がマウンドへ。被安打0、2奪三振と存在感を示した。

 次戦は糸満。「春季大会優勝校ということで、正直勝てる気はしなかった」平安 常輝の前に無安打に封じられた平良 海馬だったが、他のナインの活躍で1点差勝利。3回戦の宮古戦ではマウンドを任された。

「試合を決めるのはピッチャーだと思ってます。ここで終わるわけにはいかないと集中してました。」
先発で8回途中まで投げきり、被安打4、12奪三振の快投。チームをそして恩師・伊志嶺監督を7年振りのベスト8へと導いた。

 だが、嘉手納の前に敗退。「仲地さんの低目のチェンジアップにしてやられました。」ヒットを2本放ったものの、その他の3打席では全てセカンドゴロに斬られた。同点の9回からマウンドへ向かったが「ピッチャーライナーを弾いてしまい負けてしまった。もし捕っていたら、いい流れで僕らの攻撃に入れたかも知れない。」

 ただただ、悔しいという思いが残った伊志嶺監督との夏が終わった。

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