目次

[1]コミュニケーションをどんどん取って、感性を磨こう!
[2]高校生のキャッチャーへメッセージ

昨年は25年ぶりのセントラルリーグ制覇を果たし初のゴールデングラブ賞・ベストナイン捕手部門を受賞した広島東洋カープ・石原 慶幸捕手。県立岐阜商(岐阜)から東北福祉大を経て2001年ドラフト4位で入団してから16シーズン目を迎えた今年、2連覇を見据える鯉の女房役として、洞察力あふれるリードで若き投手陣を陰日なたで支え続けている。

 今回はそんな石原選手が、そんな捕手メソッドの一部を高校球児のみなさんのために公開!高校球児目線を常に考慮して頂きながら「捕手講座・基本編」を展開してもらった。最終回では「コミュニケーション」の重要性について語っていただきます。

広島東洋カープ・石原 慶幸選手「高校球児向け捕手基礎講座・キャッチング編」【Vol.1】から読む
広島東洋カープ・石原 慶幸選手「高校球児向け捕手基礎講座・リード編」【Vol.2】から読む

コミュニケーションをどんどん取って、感性を磨こう!

石原 慶幸選手(広島東洋カープ)

――自分のピッチャーの性格を知るということも捕手としては重要な要素になりますか?

石原 慶幸捕手(以下、石原):高校野球の場合は全体練習があると思いますし、普段の学校生活で同じクラスということも多いと思います。ですから、性格上のコミュニケーションはできてると思います。

 そして試合後は、自分も冷静になって気づくこともあるので、いつ言えば最も投手の頭に入るかを考えて話をしていく。それを積み重ねることによって、どんどんいい感じのコミュニケーションが取れると思います。

――投手への聴き方も大事ですよね?

石原: あえて自分の意見の前にピッチャーに聞く方法もあります。そこで何も言わないってことは何も考えてないということだと思いますし、そのときに自分に言ってきたならば「そういう考えで投げてたんだ」と。そこでもし自分の考えと一致してなければまたコミュニケーションを取ればいい話ですし、自分と同じ考えだったら「次はもっと意識しよう」とか言えればいいですよ。

 それと高校生だったらエースだけじゃなく、2番手、3番手の投手ともコミュニケーションをとっていれば試合に入ってもバタバタすることはないと思います。

 どんな些細な事でもいいので、野球に関することじゃなくてもいいのでコミュニケーションを取って、お互いの気持ちをつないで、自分の感性を大事にしていければいいと思います。