第501回 ヒューストン・アストロズ 青木 宣親選手(日向出身)「失敗しなければ自分のことは分からない」2017年02月17日

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【目次】
[1]ただ漠然と練習をしていた高校時代
[2]最後の夏が終わって真剣に野球に向き合うようになった
[3]体が大事だからこそ、毎日、頭の中で何をするべきか整理する

 3月に迫った第4回ワールド・ベースボール・クラシックでは、プレー面だけでなく、精神的な支柱としても期待されるヒューストン・アストロズの青木 宣親。ヤクルトスワローズ時代は2年目に首位打者、3年目に盗塁王を獲得。12年からは活躍の場をメジャーリーグに移すなど、充実一途なプロ野球人生を送るが、プロ入りまでの道のりは決して順風満帆ではなかった。青木はいつから、なぜ人よりも先を歩くようになったのだろうか。

ただ漠然と練習をしていた高校時代

青木 宣親選手(ヒューストン・アストロズ)

 小学6年生のときには全日知屋スポーツ少年団のエースとして宮崎県大会優勝を果たしたことはあるものの、富島中学時代は目立った実績はなく、投手として公立の日向高校に進学。授業が8時限まである日もあり、野球部の練習時間は1時間半から2時間ほどで、青木は野球漬けとは無縁の3年間を送ったという。

「いわゆる野球の強豪校ではなかったですし、追い込んでやっているとかではなく、どちらかといえば好きな野球を楽しんでやっている感じでしたね。根詰めて、1日中練習みたいな高校ではなかった。だからプロ野球選手になるなんて想像もできなかったですね。小学生くらいまではプロ野球選手になりたいなとかって思ってはいましたけど、中学、高校と段々、現実を見始めるというか。まわりにすごい選手とかがいたとかではないんですけどね。

 甲子園も、もしかしたらみたいな淡い気持ちは持っていましたけど、実際には厳しいのかなと正直、思っていました。それに中学、高校はいろいろなことに興味がある時期で、野球だけに一生懸命にはなれていなかった。友達と楽しくやっているのが1番居心地が良かったり、本当に普通の高校生だったと思います。今の高校生たちの方が練習している気がしますね」

 現在の進化を求め続ける姿からは想像がつかないが、その言葉のトーンからは、それが謙遜などではなく、本心ととらえてよさそうだ。だからといって、もちろん練習で手を抜いていたわけではない。専用球場があるとか、恵まれたウエイトトレーニングの施設があるとかではなかったが、幸い学校には長い坂道があった。

「結構、急勾配で長さも100メートルくらいある坂道で毎日20本くらいは走っていたのかな。投手は走るメニューしかやらなかった感じでした。でも、走り込みとかもやっていましたけど、自分から量を増やすとか、そういうこともなかった。甲子園もプロも現実的じゃないと考えてしまっていたから、なにを目標にしていいのかわからなかった。ただ漠然と練習していましたね」

【次のページ】 最後の夏が終わって真剣に野球に向き合うようになった

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プロフィール

青木 宣親
青木 宣親(あおき・のりちか)
  • ヒューストン・アストロズ
  • 経歴:日向-早稲田大-ヤクルトスワローズ、東京ヤクルトスワローズ-ミルウォーキー・ブルワーズ-カンザスシティ・ロイヤルズ-サンフランシスコ・ジャイアンツ-シアトル・マリナーズ-ヒューストン・アストロズ
  • ポジション:外野手
  • タイプ:右投げ左打ち
  • 身長体重:175センチ83キロ
  • 生年月日:1982年1月5日
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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