第471回 青森山田高等学校 三森 大貴選手「的確な観察眼を武器に将来は相手から嫌がられるショートに!」2016年11月24日

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【目次】
[1]甲子園、プロへ進むために青森山田を選んだ
[2]3年夏は11打数1安打。それでもプロに進もうと思ったきっかけとは?

 10月20日のドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから4位指名を受けた三森 大貴(まさき)。184センチと大柄ながら、軽快なフットワークで次々と打球を捌き、深いところでも刺せる強肩が光る。そして打っても細身ながら鋭い打球を連発する好打者で、昨秋の公式戦では9盗塁と、まさに走攻守三拍子そろった大型遊撃手だ。今回は三森の3年間を振り返りつつ、今後の意気込みを伺った。

甲子園、プロへ進むために青森山田を選んだ

三森 大貴選手(青森山田高等学校)

 ドラフト前の10月上旬。ドラフトへ向けて三森は、個人の練習をしっかりとこなしていた。
「今は自分の時間を使えているので、いろいろな課題に取り組むことができています」と語る三森。髪の毛が伸びただけではなく、どこか落ち着いた佇まいを見ると、とても高校生とは思えない。

 取材中、撮影の準備をしているときに、「ただいま練習の準備をしますので、しばらくお待ちください」と一言かける。三森が話す一言一言がまるで大人と会話をしているようだった。兜森 崇朗監督は「彼は取材経験が多いので、そういう会話ができるのでしょう」と笑うが、そんなに簡単にできるものではない。多くのファンの前で接することが仕事になるのがプロ野球選手。三森の立ち居振る舞いは大きな強みになりそうだ。

 そんな三森は埼玉県の越谷出身。小学校高学年の時に、中学校では本格的に硬式野球に取り組みたいと考えていた三森は、両親と協力して調べた結果、青森山田中学を選択した。

「青森山田では硬式野球部がシニアの大会に参加していますし、シニアは土日活動が普通ですが、青森山田の場合、平日も練習をしています。そこにひかれましたし、高校では甲子園に何度も出場している強豪校。本格的に野球を学びたいという思いがありました」

 こうして、三森は中学1年から青森山田の門を叩くことになる。青森山田で学んだことは、
「野球の基本的なことですね。心構え、守備、打撃、走塁などについて、そこをしっかりと植え付けられました。それが大きな力となっています」

 青森山田中で3年間プレーした後、そのまま青森山田高に入学した三森は、2年春にはサードとして東北大会優勝を経験。そして2年秋には中学時代以来のショートに復帰する。2年秋、快打を連発。東北大会優勝神宮大会ベスト4を経験。個人としても、49打数24安打、打率.490と高打率を残した。
東北大会までは僕と相手投手の相性が良かったからこそ打てたというのもありますし、また神宮大会では全国クラスの投手と対戦をして、力強さというのを感じられたことはよかったと思います」

 さらに13試合で9盗塁。なぜこれほど盗塁ができるのか。それにはスタートがカギとなる。
「僕は足の速さには自信を持っていますが、スタートにも自信があります。大事にしているのは、中途半端にならないことですね。スタートよく走れるには投手を観察することなのですが、あくまで僕の勘で、走れる予感がするんです」

 足が速い選手でも、スタートが苦手な選手はいる。三森のようにスタートよく走れる勘の良さを持っているのは大きな武器である。

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プロフィール

三森大貴
三森 大貴(みもり・まさき)
  • ポジション:遊撃手
  • タイプ:右投左打
  • 身長体重:184センチ70キロ
  • ■選手名鑑
    三森 大貴
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