目次

[1]打たせて取る投球を心掛けた
[2]長谷川の凄さは競争がない中で自分を追い込めたところ

 前編では2年夏までの振り返りを行いました。後編では2年夏が終わってから、ここまでどんな思いで練習に取り組んできたかを伺いました。

打たせて取る投球を心掛けた

長谷川 宙輝投手(聖徳学園高等学校)

 夏の大会が終わり、新チームがスタート。長谷川は身体の使い方を覚えるために1年時から週2回、ジムに通っていたが、更なるレベルアップのためにプラスで週1回、ウエイトトレーニングや肉体強化のためのジムに通い出した。

 さらに1年時から行っていた肩甲骨や体幹のトレーニングを継続をして行い、そしてフォームのバランスを見直して、状態を高めてきた。迎えた秋季ブロック予選。初戦の日工大駒場戦でいきなり20奪三振の快投を見せた長谷川だったが、代表決定戦の都立東大和戦で0対1で敗れてしまい、またも長い冬を迎える。 

 冬に入っても夏から取り組んできたトレーニング、体作り、フォーム固めを行った長谷川は、春のブロック予選世田谷学園戦で、視察したプロのスカウトのガンで最速143キロを計測する投球を見せた。しかし8回裏に一挙6点を奪われ、逆転負けを喫してしまう。こうして二季連続で都大会出場を逃してしまったのだが、そこには味方のエラーが絡んでいた。エラーが何故起こるかと考えた時、長谷川は三振を狙いすぎているところがあったことに気づいた。

「三振を取っているとその分、打球が飛ばない。自分中心で試合を作っているところがあったと思います。僕が多く三振を取る中で、野手の足が硬くなってエラーを生み出していたとなると、打たせて取る投球をしなけれなばならないと思いました」

 そして長谷川は春季大会後の練習試合では、打たせて取る投球と三振を取る投球を使い分けた。そうすると、「頭は使うけれど、球数は減らすことはできているので、スタミナの消耗を少なくできています。リズムも良くなっているので、今後も継続していきたい」と手応えを感じている。またここ最近は強豪校と対戦することが多くなり、低めのスライダーは見逃したり、甘い球はしっかりと捉えられるのを目の当たりにして、「配球にも気を付けなければと思っています」と投げながら自身の課題を見出している。

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