目次

[1]手を抜く姿を見せていいのか
[2]大学選手権でさらに上を目指す気持ちに
[3]やっぱりお前がエースだといわれる活躍を

 今年のドラフト上位候補と期待される流通経済大の生田目 翼投手。前編では大学2年までを振り返っていただいたが、後編では玉田 淳コーチの出会いで変わったこと、また昨年の大学選手権や今年にかける意気込みを語っていただいた。

手を抜く姿を見せていいのか

生田目 翼選手(流通経済大学)

 昨年の春から赴任した玉田 淳コーチはかつて日本通運でコーチを務め、牧田 和久(埼玉西武・2014年インタビュー【前編】 【後編】)など多くの好投手をプロに輩出してきたコーチだ。生田目は玉田コーチから様々な球種を教わった。
「フォーク、チェンジアップ、カーブ、カットボールですね。カーブは高橋さんからも教えていただいたのですが、勇気がなくて投げることができませんでした。玉田さんからもう一度教えていただいて、もう一度、勇気をもって投げたら、だいぶ精度が高くなって、変化球でもストライクが取れるようになったことで、投球の幅が広がっていったと思います」

 玉田コーチの教えを吸収し、150キロ以上の速球に加え多彩な変化球を操る剛腕へと進化を遂げた生田目だが、教わったのは投球だけではない。走ることがいかに重要かということも教えてもらった。生田目の指導をはじめ、投手の指導全般を玉田コーチに任せた中道 守監督は当時の状況をこう振り返る。

「生田目はあまり自分を追い込んで練習する選手ではなかったんです。玉田さんがきてからは、玉田さんに預けることにしました。そこで玉田さんが走る重要性を教えたんですよね。走らなければ技術向上につながらないと」

 生田目は走ることが嫌いだった。だが玉田コーチからその重要性について教えられたことで、チームの一員として手を抜く姿を見せていいのかと、客観視できるようになった。
「チームのことを考えると自分だけが手を抜くことはできない。とにかくやらなければならないという気持ちで走っていきました」

 大学2年の1シーズン、先発として投げ抜いたことで主力投手としての自覚が芽生えた生田目は、走る量も増えていく。こうして生田目 翼の飛躍にむけた準備が固まっていったのだった。

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