目次

[1]食:効果を実感すると楽しみが生じる
[2]住:もはや当たり前になっている遠征時の習慣
[3]目標に向かって真剣になるということ

 第2回ではボールを合わせる作業や身だしなみについて伺いました。3回目は食事や睡眠のこだわり、最後に目標に向かって真剣になるための秘訣を伺いました。

【これまでのインタビューは以下から】
■第1回:目標に向かって真剣に
■第2回:ボールを自分に合わせる

食:効果を実感すると楽しみが生じる

大谷 翔平投手(北海道日本ハムファイターズ)

 次に「食」=アスリートの食事管理、についてである。「食はトレーニング」という意識は高校生時から持っていたというが、意外だったのは193センチ、90キロの大柄な体格の持ち主でありながら少食だということだ。
「甘いものが好きなので食べる時は食べます。今は食べた後にトータル面で調整しますが。でも、できるなら食べたくないですね。普段の食事は、コーンフレークとかでいいです(笑)」

「階級別みたいでした」と笑うように、花巻東では、体重別で選手が何を食べるか決まっていたという。おかずも決まっていて、とにかく白米をおかわりしてかきこむ。

「僕は目一杯食べて目一杯動けみたいな教えでした。幼いころから少食で、体もすごく細かったからです。でもトレーニングをして食べて体が大きくなってくると、自分の体を作ることに対して楽しみが生まれる。すると食事に関しても積極的に取り組めるようになりました。トレーニングと食事の組み合わせで成果が変わってくるのが面白いですし、技術に比べてフィジカルは取り組んだ成果、効果が目にも見えやすく実感しやすい。ですから楽しみは得やすいはずです」

 体ができる以前は、食べても食べなくても体重に変化が生じなかった。だから「できるなら食べたくないと思っていましたね、普通は逆かもしれませんが」と振り返る。それが今では「食べなければ減るし、食べれば増える。単純なことになってきているのでコントロールしやすい」という。その理由は徐々に体が作られてきて、トレーニングなどの取り組みが奏功したからだ。ちなみに、プロテインは高校時代から摂取してきた。

「チーム単位で取り組んでいた食事とは違い、個人的に飲んでいました。監督さんやトレーナさんとトレーニングをしていく過程で、プロテインを摂らないとせっかく自分を追い込んでも効果が減るかもしれないという旨のことを言われたので。それ以来今もずっと飲み続けています。プロになってからはザバスさんと契約したので、サプリメントも飲むようになりました。そういう取り組みも、体重をコントロールしやすい体になった一つの要因かもしれません」

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