目次

[1]九州大会で大活躍 九州屈指の大型捕手へ成長
[2]リード面で反省 来年こそ借りを返す

 枚方ボーイズを強豪チームに育て上げ、中学硬式野球の名将と呼ばれた鍛治舎 巧監督が2014年4月、秀岳館の監督に就任。その鍛治舎監督のあとを追うように秀岳館に入学したのが九鬼 隆平である。鍛治舎監督とともに甲子園を目指し、主将に就任した今秋は見事、九州大会王者となって、明治神宮大会出場を決めた。

 しかし初戦東邦に敗れ初戦敗退を喫したが、東邦のエース・藤嶋 健人から適時二塁打を放ち、また力強いスローイングを見せるなど攻守でパワフルなプレーを見せ付けた。来年のドラフト候補として期待がかかる強打の捕手・九鬼 隆平に迫っていく。

九州大会で大活躍 九州屈指の大型捕手へ成長

九鬼隆平(秀岳館)

「中学の時の監督さんと高校の時の監督さんは全く違うんです」

 鍛治舎監督について説明する九鬼。高校野球で勝つとなれば、選手に求めるハードルも高くなる。それもあって鍛治舎監督はかなり厳しい練習を課し、選手に対する態度も厳しくなった。九鬼は怒られる方で、ミスが続くと、「グラウンドから出ていけ!」と叱責されながらも、負けじと鍛治舎監督についていく日々を送ってきた。

 最上級生となった九鬼は主将としてチームを引っ張り、また1年の時から出場を経験してきた選手たちが成長。熊本大会では開新戦以外、8点以上を奪う圧巻の戦いぶりで県大会優勝を決めると、九州大会では2回戦明豊戦は4対2で勝利。準々決勝八重山戦では九鬼が左中間を破る適時二塁打で、先制打を挙げると、さらにソロ本塁打を打って8対1で快勝。この試合を機に、徐々に調子を上げていくと、準決勝日南学園戦でも二塁打を放ち、2試合連続の長打を記録。

 そして決勝海星戦では4回表にはエンタイトル2ベース、7回表にはレフトスタンドへ豪快な2ラン、そして8回にも三塁打を放ち、あわやサイクル安打達成かと思わせる活躍を見せたのだ。

 神宮大会初戦の相手は、最速146キロ右腕・藤嶋 健人擁する東邦だった。藤嶋が速球派右腕であることは頭にあった。九鬼は藤嶋の速球に食らいつくことができていた。

 第1打席は藤嶋の速球を何度もファールをしながら、三ゴロ。そのファールの打球が非常に鋭い。スイングの鋭さ、打球の鋭さともに別格。九州屈指の強打の捕手と呼ばれるものを実感させた。

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