目次

[1]悔しい開幕前のアクシデント
[2]挽回のチャンスをもらったが、100の投球ではなかった
[3]今の悔しさをバネにプロでの活躍を誓う

 9月8日、プロ志望届けを提出した高橋 純平選抜後、再び甲子園の土を踏むことを目標に夏の大会に臨み、それに向けての準備をしてきた。
準決勝敗退に終わった夏の岐阜大会、そしてU-18ワールドカップでの戦いを振り返ると、彼にとっては悔いしか残らなかったラストサマーだったといえる。しかしこの舞台で見出した課題もあり、また目指す投手像も明確になってきた。

 そんな高橋に夏をふりかえっていただきつつ、プロ入りへ向け、現在どんなことを意識してトレーニングに取り組んでいるのかについても伺った。下記より高橋投手の動画インタビューもチェック!

悔しい開幕前のアクシデント

高橋 純平投手(県立岐阜商業高等学校)

 選抜前の取材で、「夏では自分の内容よりも、とにかくチームが勝つことにこだわりたい」と話した高橋 純平。その姿勢は選抜が終わっても変わりはなかった。
「練習試合でもとにかく勝つ。そういう意識を持たせてチームを作り上げようとしていました」

 そして勝てる投手になるために、高橋は色々なタイプの打者に対応するために投球のバリエーションを増やすことをテーマに取り組んだ。まず投球フォームではクイックで投げたり、ゆったりと投げたりと変化をつけたりした。
また日々の投球では小川 信和監督と太田 郁夫投手コーチがチェックをしつつ、3人でプランを立てながら、夏に完成形に持っていけるよう着実に準備をしてきた。

「大会前まではうまくいっていたと思います」と高橋が語れば、小川監督も、「あのままいけば、凄い投球ができていたと思いますよ」と語るように、夏前までは順調に進んでいた。しかし、春より進化した姿を見せられると思っていた矢先にアクシデントが起こる。

 大会2日前、高橋はベースカバーの際に足を痛めてしまう。病院で診断を受けた結果は左太もも裏の肉離れだった。それは高橋にとっても、チームにとっても、痛恨の出来事であった。
大会ではベンチで選手たちへ声援をかけるだけ。そんな高橋が登場したのは準々決勝の中京戦だった。だがその試合、やや立ち投げのフォームで140キロ台の速球を投げた姿を見て、小川監督はこれ以上投げさせるのは無理と判断したという。

「立ち投げという負担がかかるフォームで速い球を投げても故障するだけなので。将来もある子ですから」
と1回3分の2を投げて無失点に抑えたが、これがこの夏、最初で最後の登板となった。そしてチームは準決勝で敗れ、夏の甲子園出場はならなかった。だが夏が終わって、高橋はすぐに動き出した。
選抜後に、U-18の代表候補に選んでいただいたので、もし代表に選ばれて合流した時は、いつでもしっかりと投げられるように準備をしてきました」

 夏休み中は、無理をせずブルペンでの投球練習を繰り返し、準備をしてきた高橋 純平。そして代表20名に選ばれた高橋は、24日の近畿大戦で復帰登板を果たした。

「まだ100ではないですけど、投げられたことは良かったです」と振り返る高橋。そして26日の侍ジャパン大学代表との試合(試合レポート)では9回表から登板した。
「やっぱり甲子園のマウンドは気持ちよかったですね。ナイターということもあって見える景色が違いました」
とモチベーションを高めた高橋は、最速148キロのストレートを武器に2三振を奪う好投を見せ、復調した姿を見せたかのように思えた。

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