第296回 立教大学 大城 滉二選手「勝つための走塁は迷いを一切なくすこと」2015年04月20日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]興南はアップの時から走塁練習を行っていた
[2]迷いをなくすことが盗塁成功率を上げる
[3]東京六大学通算96安打を誇る打撃の秘訣は、ノックで調子の波を少なくすること

 今年の東京六大学を代表する遊撃手・大城 滉二選手。高校時代は快打、好守を連発する9番ショートとして、2年時に春夏連覇に貢献。立教大進学以降も、1年春からデビューし、打率.393をマークすると、以降も6季連続で打率3割を記録するなど、今年のドラフト候補として注目されている。今回、着目したのは、昨年春、秋ともに9盗塁をマークした盗塁技術について。いかにして大城選手の盗塁技術が築かれたを伺った。

興南はアップの時から走塁練習を行っていた

大城 滉二選手(立教大学)

 大城選手に走塁技術について話を伺うと、
「やはり高校時代(興南)の取り組みがベースとなっています。去年盗塁が多かったのもそれが積みあがったものだと思います」
と語る大城選手。

 2010年の興南といえば、エースの島袋 洋奨投手(現福岡ソフトバンク)2013年インタビューが注目されるが、好投手でさえも打ち崩す打撃力、堅実な守備など隙がないチームであった。その隙のなさを支えていたのが全力疾走である。どのチームも全力疾走を大事にするが、興南も、グラウンドでは歩かないことを基本としていた。そして興南は、勝つために走塁は非常に重要な技術と捉え、アップから走塁練習を行っていた。

「アップからスライディング、ヘッドスライディング、スタートを切る練習などをしていました。これは興南だけしかやっていないことだと思います」

 確かにアップから走塁練習を行うチームは見たことがない。興南の我喜屋監督関連記事が「実戦に即した練習をしなければ意味がない」と語るように、走塁練習をはじめとして、実戦を想定した練習を常に行っていたようだ。

 そして試合では、何か走塁ミスがあれば、試合後にすぐに全員で走塁練習を行ってその課題をつぶすなど、常に走塁技術を高めてきたのだ。また興南が走塁に取り組む上で大事にしていたのは「感性」だ。
「何か感じる力ですね。それがないと投手の癖を盗めません。そこはチームとして大事にしてきたことです」

 また走塁は体で覚えること、常に走塁練習をしなければ、勘を養うことはできないと語る。
「我喜屋監督がいっていたことを、全員がやろうと徹底してやってきました。その中で学んだことは、良い走塁ができるためには、走塁を自然とできるように、体に覚えさせることだと思いました」

 こうして大城選手の走塁姿勢、意識は築かれてきたといえるだろう。

このページのトップへ

勝つための走塁特集

【次のページ】 迷いをなくすことが盗塁成功率を上げる

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

大城滉二
大城 滉二 (おおしろ・こうじ)
  • ポジション:遊撃手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:175センチ72キロ
  • 出身校:興南
  • ■選手名鑑
    大城 滉二
【関連記事】
第806回 枢軸4人組を中心に見事チームを成長させ続けた沖縄水産が14年振りの優勝! 【大会展望・総括コラム】
第187回 2019年ドラフトガイドブック(投手編) 特A、Aクラス投手がひしめく豊作年!【ドラフト特集】
第764回 九州大会への出場2枠を目指す沖縄大会を、各ブロックごとに展望!【大会展望・総括コラム】
第754回 土浦日大が3強を下して優勝した茨城大会を総括!【茨城大会総括】【大会展望・総括コラム】
第28回 山川穂高が沖縄で怪物の片りんを見せていた時代、甲子園には菊池雄星がいた【高校野球ヒストリー】
第713回 宜保 翔(KBC学園未来高校沖縄)強烈な個性と圧倒的努力で「やりたいことをやり切る」 【2018年インタビュー】
第601回 笠松 悠哉(立教大)「三振か、ホームランかの割り切りで勝負したい」 【2017年インタビュー】
第520回 国吉 大陸さん(興南出身)「一戦必勝の末に掴んだ紫紺の優勝旗」 【2017年インタビュー】
第519回 国吉 大陸さん(興南出身)「春夏連覇を達成した甲子園を今、振り返る」 【2017年インタビュー】
第510回 鈴木 貴弘選手(日大三-JR東日本)「春4強・夏制覇に導いた名捕手が振り返るセンバツの思い出」 【2017年インタビュー】
大城 滉二(興南) 【選手名鑑】
興南 【高校別データ】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー