目次

[1]夏の経験を糧に「悪い中でも結果を出す」
[2]「力のなさ」を強みに、いざセンバツへ

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 何かを変えたい!と思って取り組んだのが「ライアン投法」だった。この投法を武器に、みるみる球速が伸びていった田中 寛大。そしてフォームに手応えを得た田中は、四国大会優勝を導く投球を見せる。そして一冬超えて、田中はどんな投手を目指しているのかについて語ってもらった。

夏の経験を糧に「悪い中でも結果を出す」

田中 寛大投手(英明高校)

――昨夏はエース左腕・赤川 大和投手(駒澤大進学予定)の故障で、初戦の先発指名を受けました。

田中 寛大投手(以下、「田中」) 赤川さんが故障していたのは判っていたので、投げる準備はできていました。

――結果は2失点完投。ただ、チームは高松桜井に完封負けで初戦敗退でした。

田中 公式戦の先発は初めてだったので、腕を振って投げるだけでした。ですので、自分のピッチングはできていませんでした。が、その中でも2点に抑えられたことはよかったと思います。

――ここでの球速は?

田中 最速140キロです。

――13キロ上がったわけですね。この経験があって、新チームで取り組むことも定まったと思います。

田中 ツーシームの習得へ本格的に取り組みました。ツーシームは夏前から投げ始めてはいたのですが、試合で使えるレベルになかったんです。このツーシームが使えるようになったことで、投球の幅も広がりました。ツーシームがよくなると三振も奪えるようになりました。

――そもそも、ツーシームを習得しようと思ったきっかけは?

田中 スライダーと逆方向に曲がる変化球が欲しかったんです。ツーシームがあれば打者も狙いを絞りづらくなるし、ストレートもより活きてくると考えました。

――このツーシームを使うことに手ごたえを感じた試合はありますか?

田中 「これ」という試合はなくて、練習試合で投げていくうちによくなった感じです。ただ、秋に入ってからの調子はよくなかったですね。秋の県大会初戦藤井学園寒川戦(116球6安打2与四死球4奪三振9回完封)も自分の調子はよくなくて、打線が打ってくれたおかげでたまたま完封できたと思っています。

――それは意外ですね。逆に言えば、調子がよくない中でも試合を作る、結果を出す術を覚えたのですか?

田中 いや、手ごたえはないんです(苦笑)。あえていえば、藤井学園寒川戦より四国大会準決勝高知戦で調子がよくない中でも結果を残せた(8回6安打2与四死球6奪三振完封)ことはよかったと思っています。藤井学園寒川戦は変化球が浮いてストレートも真ん中付近に入っていましたが、高知戦は「ここは絶対変化球低め」というときにその通り決まってくれた。ここぞの時には自分の思ったところに決められました。

――高知戦で「思ったところに決められた」理由は?

田中 四国大会の時は脚を下ろした時のタメの時間を長くしたかったので、県大会より右脚の上がりを小さくしたんです。脚上げを意識しなかったことがよかったかもしれません。それと藤井学園寒川戦ではブルペンでの調子がよくてマウンドに立ったら悪かった。「なんでかな?」と思いながら投げていたんです。
対して高知戦ではブルペンから調子が悪くて「調子が悪いなりのピッチングをしよう」と思って試合に入れました。「スピードはなくてもいいから、低めに集めよう」と思って投げていましたね。

――ということは昨秋のベストピッチは?

田中 高知戦です!調子の悪い時に0点に抑えられたので。

――対して、県大会準々決勝・三本松戦(延長11回・7失点)の時は?

田中 ブルペンでの調子は悪くなかったんですけど、厳しいところを全て打ち込まれました。力のなさを感じた試合ですね。

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