目次

[1]「完成度は高くなかった」冬の手ごたえ / 「どうしようもない」から始まったライアン投法
[2]脚上げのイメージは「小川 泰弘さん(東京ヤクルトスワローズ)」

こちらの記事もあわせてチェク!
【センバツ出場校分析】英明高等学校
【野球部訪問】英明高等学校(2015年03月21日公開)
【野球部訪問】英明高等学校(2011年05月04日公開)

 昨秋時点で四国高校生最速だった141キロのストレートに、宝刀ツーシームをはじめとする多彩な変化球を駆使する田中 寛大投手。英明昨秋香川県大会2年ぶり2度目の優勝、四国大会初優勝に導いた左腕が初のセンバツを前に、昨夏から今まで取り組む「ライアン流」の全てを謙虚に語ってくれた。

「完成度は高くなかった」冬の手ごたえ

田中 寛大投手(英明高校)

――いよいよセンバツも目前に迫ってきました。現時点で冬に取り組んだ手ごたえはどのように感じていますか?

田中 寛大投手(以下、「田中」) この冬は色々と鍛えてきましたが、完成度に関しては高くなかったと思います。

――「完成度が高くなかった」理由は?

田中 身体は鍛えてきましたが、実際にはボールは高いですし、思うようなところにもいっていない。コントロールもバラつきがあります。だから、完成度的には高くないと思います。

――では、ここから初戦の大曲工業戦へどのようにピークを持っていきたいですか?

田中 先輩方も言われていたんですが、コントロールやボールの質は実際に試合で投げてみないとよくならない。センバツまでの練習試合の中でそこを上げられたらいいと思っています。

「どうしようもない」から始まったライアン投法

――ところで田中投手と言えば、右脚を高く上げる「ライアン投法」が特徴的です。ただ、この投法に到達する昨年夏までは悩みの中にありました。

田中 いくら腕を振ってもボールがいかない状態でしたし、自分で「調子がいい」と思っても打たれてしまう。投げたら打たれていました。「どうやったらいいんやろう?」と考えるほどマイナスの方に行ってしまう。「どうしようもない」という状況がありました。

――たとえば、ブルペンで調子がよくても打たれるような……。

田中 どんなに調子がよくても抑えらない。抑えられる気がしない気持ちの中で打たれたり、四球から自滅する。改善しようとしても対処法が出てこない感じでした。

――そんな中で「右脚を上げる」選択肢が出てきたわけですね?

田中 6月くらいに香川監督から「龍谷大平安高の高橋 奎二くんのように、脚を上げてみないか?」とアドバイスを頂いて。もちろんそれまでも高橋くんのことは知っていたんですが、僕とは身体つきも全く違いますし、身体の柔軟性も高橋くんの方が優っていたので、採り入れてはいなかったんです。

――ただ、そういう状態だと「もう、やるしかない」ということになりますよね?

田中 これまで何をやっても失敗していましたし、監督さんから言われたこともまずはやってみないと、いいか悪いかはわからない。自分が考えたことは悪い方向にしかいっていなかったので、監督さんの言われたことを採り入れることにしたんです。

第87回選抜高校野球 特設ページ
2015年度 春季高校野球大会 特設ページ
【ひとまとめ】2015年の全国各地の高校野球を占う!

このページのトップへ

PHOTO GALLERY フォトギャラリー

写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。