目次

[1]ケガがあっても、焦りはなかった
[2]憧れの上原浩治投手との自主トレとフォームのこだわり / 足を高々と上げるフォームを維持するために心がけていること
[3]小さな投手が、第一線で活躍するために必要なこと

 足を高く上げた独特のフォームで球場を沸かせる東京ヤクルトスワローズの小川 泰弘投手。2015年もチームのエースとしての活躍が期待されます。今回は、そんな小川投手の身体を使いこなすための秘訣や、大きな選手に負けない芯の強さ、そして高校生に伝えたい思いについて伺いました。身体の使い方に悩んでいる球児、必見です。

ケガがあっても、焦りはなかった

小川 泰弘投手(東京ヤクルトスワローズ)

 昨年、9勝に終わったシーズンを小川投手はどう自身で評価しているのだろうか。

「昨年は開幕投手という大事な役目も務めさせていただいたので、1年目よりはプレッシャーや周りの期待を感じながらやっていました。ただ、9勝に終わってしまったところやケガをしたことも含めて力不足だなっていうことを感じる1年間でしたね」

 小川投手はヤクルトのエースとして開幕戦に登板。チームとしては44年ぶりの開幕3連勝も達成したが、4月18日に打球を右手に受け、有鉤骨鉤骨折で長期離脱。苦しいシーズンながらも、勝ち星を積み上げた要因は何か。

「復活してから絶対結果を残そうと、しっかり準備をしていたのと、野球が出来ることに感謝して一球一球投げていたので、それが最後3連勝という良い結果に繋がったかなと思います」
野球選手にとって、プレーが出来ないのはつらいもの。どうしても焦りが出てしまう。だが小川投手に焦りはなかった。

「焦りは全くなかったですね。これも良い経験だと捉えていました。ケガは誰でも経験することだと思うし、そういう時に、どうやってケガに向き合い野球に打ち込むかという経験が、今後も役に立ってくるはずです。確かに残念でしたけど、1カ月間投げられない期間が出来て、肘・肩の休憩期間が出来たので、長い目で見たら来年以降につながるはずだって。そう考えて毎日過ごしていました。

 これは僕が性格的にマイペースだというところも大きいと思います。それに、先の事を考えてしまうと焦りも出てくると思うんですけど、『本当に今出来ることは何か?』っていうのを常に考えて、それを自分なりにやっていけば、おのずと自信も出てくる。そう心掛けています」

 焦らず、しっかりとケガに向き合ってきた小川投手は、その中で来年につながることを考えながら取り組んできた。そんな中でも、9勝を挙げることができたのだ。
今シーズンを見据え、小川投手はどんなトレーニングを行ってきたのか。

「身体を絞りながら、柔軟性を出しながら、バランスを整えながら鍛えるということを意識しています。シーズン中、野球をやっていると、どうしても体のバランスって崩れてくるんですけど。
それをオフの期間でどれだけフラットに戻せるかというのがすごく大事で。そういったトレーニングを行っています。あとは体幹が大事だと思うので、重点的にやっていますね。
キャンプでも引き続き体幹トレーニング、下半身のトレーニングをしっかりやりながら、自分のペースを保って、じっくり一か月やれればとイメージしています」

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