目次

[1]安定した制球のポイントは「頭がぶれない」こと
[2]気を遣ったグラブの「使い方」
[3]昨年の悔しさを忘れず「熱いシーズン」に

 2015年、チームの絶対的エースである金子千尋が戦線離脱のオリックスにあって投手陣を引っ張っているのが西 勇輝だ。
昨シーズンは3・4月の月間MVPを受賞、ファン投票でのオールスター選出、キャリアハイの12勝をマークし、最後は日米野球初となるノーヒットノーラン継投の一員ともなった。

 今シーズンも4回登板して3回がクオリティスタートをクリア。安定の投球を披露している。
そのハイパフォーマンスの秘密が完成されたフォームから繰り出す抜群の制球力だ。今回はそのフォームの秘訣と、意外に知られていない「細やかな気配り」も含め、探ってみた。

安定した制球のポイントは「頭がぶれない」こと

西 勇輝 投手(オリックス・バファローズ)

――完成度の高いフォームで定評のある西投手ですが、このフォームはいつごろ、どのようにして完成されたのですか?

西 勇輝選手(以下、「西」) 高校くらいに、勝手にできあがった感じです。

――自分の中で、理想的な投球の軌道などはありますか?

西 自分の思い描いたところに、ボールが投げられることが理想だと思いますね。

――コース的にはどこに?

西 両サイドの低めです。自分のよさはコントロールだと思っているので、両サイドにしっかり投げられれば大丈夫だと思っています。

――制球力に悩んでいる高校球児も多いと思いますが、それはどこに原因があると思いますか?

西 頭がぶれたらボールがぶれてきます。言えるとしたら「頭のブレないフォームを作る」ことが大事だと思います。各自のフォームがあるので難しい部分はありますが、僕自身は頭のブレないフォームなので。

――では、試合によって風や環境が異なる中、対応する方法はありますか?たとえばスパイクはどうでしょう?

西 簡単に言えば金具に土を付けないことなど。1つ1つ考えながらやっていますね。

――マウンドの硬い、柔らかいによってスパイクを変えたりすることは?

西 それはないです。両方に対応できる刃の付け方をしています。

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