目次

吉田 えり選手のこれまでのインタビューは以下から!
吉田 えり選手インタビュー【前編】 「究極のナックルボーラーになるきっかけ」
マウイ・イカイカ 吉田えり投手
またフランコ新監督就任のニュースも注目!

[1]究極のナックルボーラーへの道 その1
[2]究極のナックルボーラーへの道 その2 / 8年かけて完成度はまだ60% 難しさの先にある喜びと栄誉

 ルートインBCリーグ・石川ミリオンスターズ所属の吉田 えり投手。その公式ブログの日記には最後に必ずこう記されている。

「目指せ!!ナックルボーラー!!」

 では、吉田選手にとって「究極のナックルボーラー」とはいかなるものなのか?ナックルボールとの出会いについてが中心となった前編に引き続き、後編ではここまでの道のり、さらには今後の抱負についても語って頂いた。

究極のナックルボーラーへの道 その1 ナックルだけで打者を抑える方法

 ナックルボールの長所である「無回転」と、投手にとって不可欠である「コントロール」のバランスをいかにとっていくか。その返答は、ナックルを生かす配球に関して話をきいた際に生まれた。

オーバーでのリリースを説明する吉田えり投手
(石川ミリオンスターズ)

「ナックルを生かす他の球種はありません。今はナックルボール以外の球種は考えていません。実際、メジャーで投げているナックルボーラーは、試合で投げる球の9割以上がナックルボールなんですよ。
なぜかというと、ナックルボールは投げ方も他の球種とは全く違いますし、無回転でどこにいくか全くわからない球。だから打者に球種が知られていても抑えられるんですよ。いかに、真ん中にいいナックルが投げられるかだけが勝負ですね」

 驚きである。ナックルボーラーはナックルボールしか使わない。打者は球種がわかっていても打てない。そこにナックルボールが魔球と言われる理由があるようだ。そして、このナックルボールを有効に使うためにはさらなる工夫があった。

「ウェイクフィールド投手が勝てるのは、コントロールも、精度も兼ね備えたナックルだということだけではありません。投球フォームもカギを握っています。開きが抑えられて、出所が分かりにくい。そして、フォームも、長く足を上げたり、クイックをして投げています。また1球ごとの間合いを変えたりと、フォームの緩急もつけることができれば、打者はタイミングが取りづらいですし、より打つのが難しくなると思います」

 フォームの緩急。間合いの緩急を自由につける。これこそが「究極のナックルボーラー」への第一歩なのだ。

このページのトップへ