目次

大谷選手インタビュー前編「日米野球で掴んだストレートへの手応え」はこちら!

[1]投打の二刀流は自分にとっては当たり前
[2]グラブでもバットでもギアにはバランスを求める
[3]大谷 翔平のこだわり

 後編では、大谷 翔平選手の代名詞である「二刀流」についてどんな考えを持っているかを聞き出し、そして自身が使うグラブ、バットに深いこだわりを持ったコメント、そして2015年の目標を語っていただきました。

投打の二刀流は自分にとっては当たり前

大谷 翔平投手(北海道日本ハムファイターズ)

 スピードボールとともに大谷の代名詞になっているのが、投げて打っての二刀流だ。
傍からするとよくぞ両方も…となるが、大谷からすると「それが自分にとっては当たり前と思っています」とのことだ。

「野球を始めてから、どちらか1つに絞ったことはないですし、僕にとっては両方やるのが普通なんです。高校時代も、単純に野手と投手の練習をやっていて、野手が振り込みならそちらに入り、終わったらブルペンへというのが、日常の練習スタイルでした。どちらかに重きを置いたとか、そういうのもなかったですね」

 それにしても…である。昨シーズンは外野手として先発し、試合の終盤からマウンドへ、ということもあった。そうした中、頭の切り替えはどのようにしているのだろう?そう訊ねると、大谷はあっさりとこう言った。
「特にしないですね」
そして「マウンドに立てば投手の気持ちになりますし、打席に立てば打者の気持ちになります」と続けた。

「投げるのも打つのも仕事というよりは、単純に両方とも面白いと思ってやっているだけで、どちらがどうというのは全然ない」という。
「そもそも野球を仕事という意識でやってないですしね」

 どうやら深く考えているのは、周囲だけのようだ。

 もっとも投手の経験が野手に、野手の経験が投手に生きている部分はあるという。
「野手の方が戦術面をより理解しているところがあるので、それが投手で生かされていますし、投手をしているので、打者になった時に配球を読めたりもします。もっとも、両方やっている大きなアドバンテージは、それぞれの気持ちがわかることでしょうか。精神的な部分ですね」

 また、投手として出場しても、野手として出場しても、その日の試合の課題は「その日のうちに消化するようにしている」という。
「今日はこれが良かった、あれが悪かったと書きながら、頭の中を整理しています。僕はシーズン中でも投球フォームを変えるので、その日の感覚も書いて残しておきたいと。僕は高校時代も野球日誌をつけていて、迷った時は過去の日誌を振り返ることもありました」

このページのトップへ