目次

[1]今の自分は寮生活を乗り越えたから、ある
[2]今でも当時の悪夢を見る!
[3]辛かった洗濯 / なきぼくろにのセンスに問題が!?

今江選手・なきぼくろ先生の過去のインタビューはこちらから!
2008年インタビュー・千葉ロッテマリーンズ 今江 敏晃 選手
2014年インタビュー・漫画家 なきぼくろ先生

 部活動で「先輩」と言えば絶対的な存在。なきぼくろにとって、今江 敏晃選手はPL学園時代の2つ上の先輩でしかもキャプテンだ。連載開始を祝ってわざわざ駆けつけてくれた先輩と、なきぼくろはしっかり対談することができるのか!!

今の自分は寮生活を乗り越えたから、ある


今江 久しぶり!元気やった?

なきぼくろ はいっ!

今江 もう高校じゃないんだし、普通にせーよ(笑)

なきぼくろ はいっ!

今江 …(苦笑)

<原稿を読む今江さん。緊張の面持ちのなきぼくろ。会議室は静寂に包まれた>

今江 オモロイやん!これ全部描いたの?上手いことやってんなぁ!

なきぼくろ はいっ!ありがとうございます!!

<なきぼくろがフリーズしたため、担当編集が質問>

編集担当 「これあるある!」ってシーンはありましたか?

今江 僕は中学時代、まさに狩野 笑太郎と同じような生活でしたよ。自宅から遠いボーイズに入っていたんで、帰宅は狩野より遅くて0時半だったかな(笑)。狩野みたいに地元の友達も少なかったしなぁ。

編集担当 これ描きすぎだろ、って部分はないですか?もちろんフィクションですが(笑)

今江 全然ないですよ。僕は、僕のようなプロを目指して野球に賭ける人間が、実際にどういう気持ちで高校時代を過ごしたのか、多くの人に知らせたい。確かに当時は生きてればOKって感じでしたよ(笑)。でも、それを乗り越えて自分の夢に向かって頑張ったから、今の僕がある。当時の僕らの気持ちがよく表れていると思います。

編集担当 実際PL学園を出て、役立ったことはありますか?

今江 PLを卒業して世間に出ると、苦労しません。とにかく礼儀作法に厳しいですから。人に対する気遣い、目配り、気配りが完璧にできるようになりますね。

編集担当 たとえば?

今江 まずは言葉づかい。「3時半」は「3時はん」ですよね。でも…それはダメ。「3時さんじゅっぷん」といわなきゃいけない(笑)。「○○センチ」もダメです。「○○センチメートル」です。「お休みなさい」ではなく「お休みなさいませ」。こういうことが日々徹底されると、だんだんと目配り気配りができるようになるんですよ。
だから、野球を続けなくても、一度死ぬ気で道を極めようと3年間頑張った経験はどこでも生きる。野球を辞めて別の業界に行っても、絶対に頑張れる。僕は、この作品を特に子供たちに読んでもらいたいなあ。厳しい世界があることを知ってもらいたい。「こうやって大人になるんだ」ってことを知らせたい。

なきぼくろ 僕もそう思うんですよ!

今江編集担当 (しゃべった!)

なきぼくろ あとですね、僕はPLがホント大好きなんですよ。なんとかもう1回復活してもらいたいんです。「PLの野球ってカッコイイ」って思ってもらいたいんです!

今江 そうそう。PLの名前、PLの伝統みたいなものが何かしら世に出てくれるとうれしいですね。

編集担当 プロ野球選手のみなさんが、礼儀正しいんじゃないですか?

今江 もちろんそうですよ。ただ、若い選手たちは、僕らほど厳しい上下関係の中で過ごしてこなかったんだと思います。それはそれでいい部分もたくさんありますよね。でも僕は「昔はこういう世界があったんだよ」ということを知ってもらいたいな、とも思うんですよ。なんだか先輩とのコミュニケーション能力がちょっと低いのかもなあ、と感じることがときどきありますので。

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