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第230回 中日ドラゴンズ 荒木 雅博選手2014年12月19日

【目次】
[1]走塁の極意
[2]走塁のスピードアップを求めるために大切なこと
[3]次の塁に行く意欲が沸いたスパイク / 頑張る高校球児へメッセージ

次の塁に行く意欲が沸いたスパイク

――荒木選手はスパイクに関してもこだわりはあるのでしょうか?

荒木 フィット感はいつも重視していますね。僕は小さめをぴったり履きたくて、それはあまり推奨できないことなんでしょうけど、僕は小さめを履いて伸ばしていきたいんですよね。
というのも、多少重たくてもフィットしていれば軽く感じるし、逆にスパイクが足と分離した状態だと重たくて、進まない感じがします。それが、今シーズン途中から履いているスパイクは、フィットして足に合いました。

 最初は、立つとグラグラ感があり、違和感もあったのですが、そこはすぐ慣れて、スパイクを変えてからは、『次の塁に行こう』という意欲も沸いてきました。『こういうの本当にあるのかな?』って思うくらい。よくCMで見るようなウソみたいな話ですけど、『あ、行ってみようかな』という感覚にさせてくれたスパイクでした。

荒木 雅博選手(中日ドラゴンズ)

――スパイクを変えただけでそこまでの変化があったのですね。

荒木 実際に、今のスパイクを履いてから盗塁数も伸びています。また、このスパイクは、砂を掴む感覚がすごく強い感じがしました。砂を掴む感覚があると、前に進みそうな感じはしますね。気持ち的にも余裕が出てきて、滑るような感覚ではなく、1回地面を噛んで前に行けるという感覚です。

 僕らの高校時代は、こんなかっこいい感じのはなかったでしょ。今のスパイクは、見た感じから速そうじゃないですか。足の形になってきていますよね。

 来シーズンは、もう一度、盗塁数を増やして、30盗塁走りたいですね。今年の後半から、このスパイクを使わせてもらって、それが出来るような光が見えたので、自分自身でもそれが楽しみです。

――最近では高校野球でも、走塁を武器にするチームも増えてきましたが、荒木選手自身、走塁を武器にしようと思った時期はいつでしたか?

荒木 プロに入って、レギュラーを獲る前ですね。もう、自分は『走塁だけで生きていこうかな』と。『代走要因でもいい!』と思った時期もありました。

 高校野球のチームでも、チームの中で得意、不得意、それはバラバラだと思うのですが、自分の得意なものを伸ばしていけば、あとは監督がそれを上手く組み合わせてチームを作っていってくれるので、選手としても『これが出来ないから、これを出来るようになろう』という考えよりは、『これが得意だから、ここをもうちょっと伸ばしていこう』と考えたほうが、面白くなっていくと思います。

頑張る高校球児へメッセージ

荒木 色々な失敗をしていくことが大事だと思うんです。その失敗をただ単に、『あ、失敗しちゃった』で終わらせるのでなくて、その失敗に理由がついてくるはずなので、それを見つけて出して同じミスをしない。もし、2回、同じミスをしても『次はしないよ』というのを徹底してやっていくことが大切ですね。
それで、成功に近づけていく。だからこそ、いっぱい失敗したほうが成長すると僕は思いますね。僕も8割方、失敗しているから、そこから学んできました。

 荒木選手、ありがとうございました!来シーズンも、荒木選手の“足”に注目です!


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プロフィール

荒木雅博
荒木 雅博(あらき・まさひろ)
  • 中日ドラゴンズ
  • 経歴:熊本工―中日ドラゴンズ
  • ポジション:内野手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:180センチ74キロ
  • 生年月日:1977年9月13日
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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