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第230回 中日ドラゴンズ 荒木 雅博選手2014年12月19日
【目次】
[1]走塁の極意
[2]走塁のスピードアップを求めるために大切なこと
[3]次の塁に行く意欲が沸いたスパイク / 頑張る高校球児へメッセージ
走塁のスピードアップを求めるために大切なこと
――走塁のスピードアップをするために工夫していることはありますか?
【1】加速力を高めるために

荒木 雅博選手(中日ドラゴンズ)
荒木 加速力を高めるというのは、ちょっとした部分で、例えばスタートを良くするとか、あとはスライディングの時にスピードが落ちないように走るといった部分は工夫できるかと思います。最初と最後です。あとはもう練習で走りこむこと。ここは根性ですね(笑)
【2】良いスライディングで高まる成功率
荒木 危ないので、あまりオススメはしませんが、スライディングはベースの近めから滑り込むのがいいと思います。
盗塁は、最後の動作のひとつ、“スライディング”でアウトになるとか、セーフになるとかが半分は決まってしまうので、『あぁ、今もっと良いスライディングしておけばセーフだったな。スライディングが悪かったらアウトだったな』というのが多いんですね。
だから、なるべく低くスライディングができるように、低く滑りこむ練習をすればできるようになるので、そういった部分でも成功率は高められると思います。
【3】盗塁でのアウトを生かして上手くなれ!
荒木 盗塁でアウトになるということは、失敗したということ。でも、僕はそこから失敗に対して、いま何が足りなかったのかを常に考えます。スタートが悪いのか、スライディングが遅いのか、ただ単に相手の方が上だったのか?など、考えると失敗の要素が出てくるので、1個失敗をするたびに、どこに失敗があったのかというのを考えて、次は失敗しないようにやっていけばいいと思います。
高校生であっても、振り返りはできますよね。なんで、アウトになったんだろうとか、やっぱり失敗したことに対して復習をすることが大切です。予習よりも復習のほうを大事にしてほしいですね。
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- 荒木 雅博(あらき・まさひろ)
- 中日ドラゴンズ
- 経歴:熊本工―中日ドラゴンズ
- ポジション:内野手
- タイプ:右投右打
- 身長体重:180センチ74キロ
- 生年月日:1977年9月13日
- 上記データは掲載時のものとなります。