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第226回 福岡ソフトバンクホークス 内川 聖一選手(大分工業高出身) 【後編】2014年12月11日

【目次】
[1]3つのターニングポイント
[2]プレッシャーのかかる打席の中ではこう考える!
[3]内川選手からのメッセージ

プレッシャーのかかる打席の中ではこう考える!

内川 聖一選手(福岡ソフトバンクホークス)

――内川選手の中で、この2年間での変化したことを教えてください。

内川 技術面というよりも、精神的な部分では変わったことは大きいです。長く野球を続けていれば、いいことも経験すれば悪いことも経験します。悪いことの経験が増えてくると、いざ何かをやろうとするときの怖さみたいなものが前よりも増えてしまうんですよね。ここでゲッツー取られたら嫌だなとか、ここで打てなかったら、試合の流れが変わったらまずいなとか、少しずつそういう怖さが増えてきましたね。

――そういったものを内川選手は、どう乗り越えていかれるのでしょうか?

内川 僕は、緊張することも、『ヤバイ』って思うことも、当たり前だと思っているんです。ヤバイと思うことに対して、そう思わせないためにエネルギーを使うんだったら、『ヤッベー』って思ったまんまで良いと思うんです。『ヤベーな俺、ヤベー』って思って、やったほうがいい。それが、自分の素直な気持ちだと思って、プレーしています。

 よく、『緊張すんなよ』『大丈夫だよ、いつも通りにやればいいんだよ』って言いますけど、精神的にいつも通りじゃないなら、いつも通りに出来ねぇだろって思うので、いつも通りじゃないなら、いつも通りじゃないままやっちゃえよっていうのが僕の考え方です。

――高校球児たちも緊張する場面は多いですが、そう考えるだけでリラックスできそうですね。

内川 そうですね。高校生の場合、大会はトーナメントですし、1回負けたら終わり。そのためにも、自分が後悔しない方法を考えないとダメだと思います。
というのも、僕は、バットを振った結果がヒットだと思っているんです。でも、バットを振ることが怖くなって、色々考えることで結局、何が正解か分からないまま打席に入ることも出てきてしまうかもしれない。そこは、いけないなと思っています。

――バットを振ることでしかヒットにならないのは、まさにその通りですね。

内川 ボール球だったとしても、『自分が打てると思って振ったならしょうがない』と思っていたことが、ボール球を振っちゃいけない、ストライクを打たなきゃいけないとか考えてしまうと、自分の中の持っているものをどんどん小さくしている気がするんです。

 打席は、基本的には打ちにいく場。時に、ファーボールを選ばなくちゃいけない場面もあれば、打ってはいけない場面もあるでしょうけど、基本的には打ちに行くこと。だって、“バッターボックス”ですから。ウェイティングボックスではないので。バッターとして『打ちに行け』と僕は思います。

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プロフィール

中田 翔
内川 聖一(うちかわ・せいいち)
  • 福岡ソフトバンクホークス
  • 経歴:大分工―横浜ベイスターズ ―福岡ソフトバンクホークス
  • ポジション:外野手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:185センチ91キロ
  • 生年月日:1982年8月4日
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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