第223回 北海道日本ハムファイターズ 増井 浩俊投手【前編】2014年11月13日

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【目次】
[1]筋力トレーニングはケガの予防にもつながる
[2]登板後のケア
[3]社会人から始めたウエイト トレーニングで球速が飛躍的にアップ

社会人から始めたウエイト トレーニングで球速が飛躍的にアップ

北海道日本ハムファイターズ 増井 浩俊投手

――パフォーマンスを高めるために体を大きくする選手もいますが、お見受けしたところ、増井投手はそのタイプではないようですが?

増井 僕は体が大きくなれば、その分レベルが上がるとは考えていません。この細い身体でも自分なりに十分なパフォーマンスができているので、体型をキープしながら、少しずつ筋力を高められればと。ですから体を大きくするための、負荷が大きい筋力トレーニングはしてません。

――駒澤大時代とさほど体つきは変わっていない印象です。ただそれでいて、大学時代よりかなり球速がアップしましたね。

増井 そのあたりはアマチュア野球の選手に見てもらいたいところです。僕はプロ野球選手の中ではかなり細身の部類に入りますし、体格に恵まれている方ではありませんが、それでもできると。

――現在のストレートの最速は?

増井 おそらく155キロだと思います。高校時代は141、駒大では143、東芝では150キロです。

――すると東芝時代に一気に球速がアップしたのですね。これは何か理由があるのですか?

増井 僕は大学時代まで、ウエイトトレーニングが大嫌いで、全くやらなかったんです。ところが、東芝では全体練習のメニューにウエイトが組み込まれてまして。やらなければならなかったのです(笑)

 渋々取り組んだところ、自然とボールが速くなりました。やはりウエイトは大事だと気が付きました。もっと早く気が付けば良かったのですが、遅過ぎましたね。
もっと早くからやっていたら、大卒でプロの世界に入れたかもしれません。でも東芝ではいろいろ貴重な経験をさせてもらいましたし、歩んできた道に悔いはないです。

――社会人になるまで使っていなかった筋肉が、ウエイトトレーニングによって覚醒したのかもしれませんね。具体的にはどの部分を強化したのですか?

増井 もう全身ですね。今日は下半身の日で、明日は上半身と、日によって特化するところは違ったのですが、全身くまなく鍛えました。僕は投手なので、野手よりは負荷がかからないメニューで、それで身体は大きくはならなかったのですが、強くなったのは確かだと思います。

――東芝時代は走り込みもかなりされましたか?

増井  東芝のランニングメニューはきつくて有名なので(笑)。相当走ったので、それが球速アップにつながったところもあるでしょう。僕はもともと走るのは好きで、駒大時代のハードなランメニューも苦にならなかったですし、走り込みはずっとやってきました。ですが、やはり東芝で初めてやった上半身の筋力トレーニングが、スピードアップの要因かと考えています。

増井投手、ありがとうございました。後編では、打者が分かっていても打てないという増井投手の“ストレート”や、静岡高校時代の思い出など、たっぷりと語っていただきます!

(インタビュアー・上原 伸一)

ベストパフォーマンスを発揮するためのけが予防

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プロフィール

増井 浩俊(ますい・ひろとし)
増井 浩俊(ますい・ひろとし)
  • 所属:静岡-駒沢大学-東芝-北海道日本ハムファイターズ
  • ポジション:投手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:181センチ/73キロ
  • 1984年6月26日生まれ
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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