目次

[1]先輩たちの負けと昨夏の負けが自分を変えた
[2]とにかくゼロに拘っていきたい

 今年の選抜高等学校野球大会で最も注目を浴びている投手は佐野日大田嶋 大樹だ。公式戦の防御率0.49、与四死球率1.80と大会出場の主力投手では4位の成績。レベルが高い関東地区で、この成績は素晴らしいといえるだろう。左腕から145キロを計測し、スカウトから大きな注目を浴びている田嶋投手からお話を伺った。

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先輩たちの負けと昨夏の負けが自分を変えた

佐野日本大学高等学校 田嶋大樹投手

――松本監督からお話を伺ったところ、自主性を大事にしているチームで、田嶋投手は何も言わなくても取り組める意識が高い選手と聞いております。田嶋投手は入学当時からこういう投手になりたい!と思って、何か目標において取り組んできたのでしょうか?

田嶋 大樹選手(以下「田嶋」) いや、入寮当時はとりあえずやっていただけで、なんとしてでも甲子園に行くという気持ちはありませんでした。その時はまだ意識も低かったと思います。

――なるほど。自分自身が変わったきっかけと時期はいつでしょうか?

田嶋 1年夏からベンチに入って、先輩たちが栃木大会の準々決勝で負けたんですけど、そこで勝ちたいという気持ちになりました。1つ上の先輩たちの新チームがスタートして、高校野球に対する姿勢が変わってきました。勝ちたい!という気持ちで取り組んできました。

――エースとして臨んだ昨夏の準決勝では作新学院(0対1)に敗退。この敗戦はショックだったでしょうか?

田嶋 ショックでもあったんですけど、あの敗戦は自分にとっては良い経験だったと思います。1点取られて負けたので、1点に対する重みを自分でも理解して、打者1人1人にしっかりと投げなければならないんだと思いました。まだ甘い自分がいたと思います。

――1点の重みを理解して、臨んだ昨秋は県大会優勝。関東大会ベスト4まで勝ち進みましたが、田嶋投手の中で、思い通りの投球が出来ましたか?

投げ込み練習を行う田嶋投手

田嶋 そうですね、自分の中で、思い通りの投球が出来ました。

――県大会関東大会ではどちらの方が田嶋投手にとって出来が良かったですか?

田嶋 全体的に見ると県大会の方が良かったです。関東大会は調子が悪かったですけど、調子が悪いなりに自分の投球はできていたと思います。

――田嶋投手の関東大会の投球を見ると、両サイドへ丁寧に投げ分ける繊細さを感じました。

田嶋 自分は左投手なので、インコースは武器になると思っています。いかにインコースに攻めて、アウトコースでかわすかという投球を心掛けています。

――左投手は右打者の内角へ強く投げられると思いますが、左打者に内角へ強く投げることはなかなか難しいですよね。田嶋投手の投球を見ると強く投げられているように感じます。左打者の内角へ強いストレートを投げることを心掛けているのでしょうか?

田嶋 左打者の内角へ投げることは難しいのですが、ボール球でもいいですので、しっかりと攻めて、アウトコースに打者から逃げるようなボールを投げて勝負をしています。

――「内に強く、外に緩く」というのが田嶋投手の投球スタイルなんですね。

田嶋 そうですね。それが自分の投球スタイルです。


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