2025年夏の全国高校野球選手権宮城大会の抽選会が26日に行われる。今年の開幕は7月9日。決勝は28日に予定されている。

 今年も「王者」・仙台育英が実力を発揮し、大会をリードすると思われる。140キロを超える投手を5人そろえ、守りは盤石だ。最速144キロ、プロ注目左腕・吉川 陽大投手(3年)をはじめ、2年生右腕の梶井 湊斗投手は最速144キロを誇る。その他、井須 大史投手(2年)が143キロ、刀祢 悠有希投手(3年)が143キロ、尾形 陽聖投手(3年)は142キロと、最速140キロを超える「剛腕」がそろっている。

 昨年からの2連覇を狙うのは聖和学園。秋こそ2回戦敗退だったが、春は準優勝し、東北大会でも1勝を挙げて8強入りを果たした。仙台育英とは2回戦って、ともに大敗を喫しているが、昨夏のように決勝でドラマを演じることは十分可能だろう。

 秋も春も4強入りした石巻工は、2012年にセンバツの21世紀枠で甲子園出場経験があり初の夏甲子園を目指す。石巻利府もこの春8強に入ってシード権を獲得。公立校の組み合わせにも注目したい。

 名門・東北は2016年以来、夏甲子園から遠ざかっているだけに「復活劇」にも期待がかかる。

【一覧】夏の宮城大会過去10年の代表校

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