2025年の第73回春季東北地区高校野球大会(山形)は13日、準決勝が予定されている。東北王者を決める戦いは4チームに絞られた。対戦カードは以下の通り。

 仙台育英(宮城)-聖光学院(福島)

 能代松陽(秋田)-八戸学院光星(青森)

 昨秋の東北王者で2季連続Vを狙う聖光学院と、8年ぶりの東北王者を目指す仙台育英が激突する。最速140キロを超える投手5人をそろえて今大会に臨んでいる仙台育英が、秋王者で今センバツ8強の打線をどこまで抑えられるか。

 両チームのスラッガーにも注目したい。仙台育英では準々決勝の青森山田(青森)戦で6番・髙田 庵冬内野手(3年)が同点ソロをマーク。聖光学院では初戦となった準々決勝で1番・猪俣 陽向内野手(2年)が勝ち越し3ランを放って好調ぶりをアピールした。この2人はもちろんだが、1発を放つ力のある打者は多く、一振りで勝負が決まる可能性も十分ある。仙台育英は2年ぶり、聖光学院は3年ぶりの決勝進出を目指す。

 唯一、公立校としてベスト4に残った能代松陽八戸学院光星と対戦。初戦となった準々決勝では打線が粘り強さを発揮して接戦をものにして、準優勝した能代商時代の1993年以来、32年ぶりの4強入りを果たした。今大会2戦で、それぞれ異なった2投手によるリレーを行い、計4投手でわずか1失点で勝ち上がった八戸学院光星の投手陣をどう攻略するのかがカギとなりそう。

 八戸学院光星は2年ぶり、能代松陽は32年ぶりの決勝を目指す。

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