8月5日(火)から開催される第107回全国高校野球選手権大会の臨時運営委員会(委員長:寶馨日本高等学校野球連盟会長)が6月6日に開かれ、代表校出場選手滞在費補助の増額や2 部制における午前の部と夕方の部の終了時間などが決まった。
代表校の選手や監督等の滞在費の補助については昨年の106回大会で1日あたり4000円から8000円に増額されたが、昨今の宿泊費高騰を受け、107回大会ではさらに2000円増額し、1日あたり10000円となる。これを受けて主催者の支出増は2500万円を見込んでいる。滞在費の対象は1校22人(選手20人、責任教師1人、監督1人)で、滞在費とともに旅費も補助される。
≪旅費の補助≫
代表校の所在地から大阪までの往復普通乗車運賃(新幹線、特急、急行料金を含む)、船舶利用の場合は普通二等の乗船運賃を支給。沖縄、南北北海道代表校については航空運賃が支給される。
大会前半で実施される2部制は、午前の部の第2試合が13時45分で継続試合になることが2月の運営委員会で決まっていたが、今日新たに新しいイニング(回の表の攻撃)に入らない時間も定められた。
午前の部は13時30分を過ぎると新たなイニング(回の表の攻撃)には入らない。イニング途中で打ち切りになることを、できるだけ避けるため。
それでも、13時30分以降に行われているイニングが13時45分を過ぎれば、イニング途中でも継続試合となる。これは夕方の部を16時15分にスタートさせるため、観客の退場、球場の清掃、夕方の部の観客の入場等の時間を確保するために2時間30分の試合間隔が必要になるという理由がある。
夕方の部は『原則として』、22時を過ぎて新たなイニング(回の表の攻撃)には入らず、残っているイニングは継続試合となる。また22時を過ぎた場合、鳴り物を使った応援が禁止される。
継続試合は翌日以降に実施される。
2部制順延時の日程変更における基本方針も決まった。
8月5から7日の間で各日の全試合が順延となった場合、基本的に全日程1日ずつ順延となるが、7日までの継続試合の発生に備えて午前の部2試合のみとしている8日に夕方の部を新たに設定することはない。7日夕方の部は、9日夕方の部として行い、以降1日ずつスライドされる。
なお、開会式と開幕戦が夕方から予定されている8月5日の大会初日が雨天順延になった場合は、6日午前の部がなくなり、この日の夕方の部で開会式と開幕戦が行なわれる。
日程が変更された時の新たな日程については大会本部から速やかに発表される。
また、今大会から審判委員が白帽子を着用し、昨年は塁審のみだった白シューズは球審も使用することになった。暑さ対策の一環での使用となる。
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