<春季高校野球神奈川県大会:東海大相模10-0日大>◇26日◇準々決勝◇サーティーフォー保土ヶ谷球場
春季県大会で準々決勝まで登板がなかった東海大相模の150キロ右腕・福田 拓翔投手が日大戦で初登板となった。2月に負った肘の違和感を乗り越え、福田がマウンドに向かうと三塁側から大きな拍手が送られた。5割程度の出来だったこの試合では最速138キロをマークした。世代上位の能力を秘める福田は高校日本代表候補入りしたが、今回のコンディション不良で辞退となった。この候補メンバーには福田と縁のある投手が名を連ねた。
それが滝川の二刀流・新井 瑛太投手である。2人は明石ボーイズのチームメイトで福田がエースで、新井はライトだった。この2年で新井は150キロを超える剛腕へ成長し、福田とともに高校日本代表候補に選出された。福田は新井の成長に刺激を受けている。
「中学校の時から仲が良くて、投手をやっていることに驚きました。今、こうやってすごくなっていることに刺激を受けています。やはり負けたくない気持ちはあります」
新井も強化合宿で取材した時、福田の存在が大きな刺激になっていると語ってくれた。今回は強化合宿を辞退したが、チームは甲子園出場。そして自身は高校日本代表を目指す。