<春季千葉県高等学校野球大会:専大松戸6ー2千葉学芸>◇20日◇2回戦◇千葉県野球場

 千葉学芸がシード校・専大松戸と対戦し、2対6で敗れ、夏はノーシードとなった。

 2枚看板の141キロ左腕・中村 旦宗投手(3年)、146キロ右腕・新田 継吾投手(3年)が登板し、中村はエラーも絡んで5回5失点、新田は4回1失点だった。

 プロのスカウトも注目する新田は常時130キロ後半〜最速142キロの速球、120キロ後半の横のスライダーを投げ込んだ。新田は「コントロールが高めに浮いた点は反省点ですが、まずまず投げられたと思います」と振り返った。

 新田にとってこの春の地区予選と県大会が1年秋以来の公式戦のマウンドで、地区予選でも無失点の投球をしていた。夏へ向けて、「夏には出力がもっと上がって140キロ後半は行くと思います。とにかく完投できるようになりたい」と語った。

 今大会、千葉学芸は新田、中村以外では恒吉 航太投手(3年)、宇野 和真投手(3年)、津田 晃成投手(3年)が登板し、初戦では無失点に抑えた。高倉伸一監督は「投手はいろいろ使えて、地区予選から県大会初戦の3試合は無失点。この試合も守備ミスによる失点でしたので、だいぶ計算がたちました」と投手陣の出来には手応えを感じていた。

 野手の底上げができれば、シード校を苦しめる存在となりそうだ。