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明秀日立 | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 2 | 7 | ||||||||
水戸商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
明秀日立:細川拓哉―芳賀大成
水戸商:川澄裕音、安紀彦―小林嵩
本塁打:細川拓哉、芳賀大成(明)
三塁打:
二塁打:高橋隆慶(明)、小林俊輔(水)
コールド情報:7回コールドゲーム
センバツ帰りの明秀日立、自信と貫禄の7回コールド勝ち

完封の細川拓哉(明秀日立)
昨秋の県大会で優勝して関東大会準優勝。今春のセンバツ出場を果たした明秀学園日立。センバツでは、優勝した大阪桐蔭に敗れはしたものの、金澤成奉監督が常々口にしている、「下を見て野球をやるな、上を見て野球せなあかん」という意味がはっきりと分かった選手たち。上とは、大阪桐蔭や智辯和歌山など、全国でもトップに位置するチームである。その意識がしっかりしていけば、県内では自ずと結果はついてくるという考えである。
実際、この春もここまで勝ち上がってきた明秀学園日立は、確かなチーム力を感じさせるものだった。そして、この日の準決勝も完封のコールド勝ち。先制~中押し~ダメ押しという、危なげのない勝ち方だった。
明秀学園日立は初回、連続四球で無死一二塁とすると、3番池田君が右前打してあっさりと先制。しかし、その後は水戸商の先発左腕川澄君も踏ん張って併殺でピンチを逃れて、ビッグイニングとさせなかった。
それでも明秀学園日立は3回、死球の9番北野君を置いてバントと、2番佐伯君の中前打で一死一三塁。さらに池田君と芳賀君の連打で2点を追加。力のある川澄君だが、その好球をことごとくはじき返していくスイングの強さが光った。
そして度肝を抜いたのは4回、6番に入っている細川君のセンターバックスクリーン(122m)へ放り込んだ一発だった。その前の回に、143km/hのストレートで安紀彦君を三振に切って取って、気分よく先頭打者として入った打席だった。少しバットの先で、必ずしも芯ではなかったのだが、それをバックスクリーンまで運んでいったパワー、体幹の強さは素晴らしい。
明秀学園日立は6回にも一死満塁から北野君の右犠飛で5点目を奪ったが、金澤監督は、その前の一二塁のところでの安打で二走が生還してこれなかったところに、「まだまだ甘い」と、厳しさも示していた。そして7回は、失策の走者を置いて4番芳賀君が右翼スタンドへ、打った瞬間に入ったと思わせた2ランで7点差とした。そして、その裏も細川君が3人でピシャリと抑えてコールドゲームとなった。
結果としては快勝した明秀学園日立だった。細川君は、センバツ後には投げ方がしっくりいかなくて、一旦はフォームを修正するためにいろいろと変えていたというが、最終的には元のフォームに戻っていった。その過程の中で間を取るタイミングを掴んで体のタメが出来るようになり、球威が増したという。この日の完封は、その成果とも言えそうだ。
敗れた水戸商の西川将之監督は、「力の差を感じました」と悔しさをにじませた。それでも、「まったく手が出ない、抑え込まれたというものではないと思います。中軸はしっかりと捉えられていたと思いますし、食い下がれるなと言う感触はありました。そこにチームの成長は感じています。反省としては、失点になった時には四球や失策と言った、ムダに塁を与えているところからです。このあたりは、今後に向けて、川澄にもうひと頑張りしてもらって、しっかりとしていかないといけないところです」と、夏を見据えて収穫と課題を整理していた。
(取材・写真=手束 仁)
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明秀日立 | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 2 | 7 | ||||||||
水戸商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
明秀日立:細川拓哉―芳賀大成
水戸商:川澄裕音、安紀彦―小林嵩
本塁打:細川拓哉、芳賀大成(明)
三塁打:
二塁打:高橋隆慶(明)、小林俊輔(水)
コールド情報:7回コールドゲーム
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