井上 大輝選手 (倉敷商)

井上 大輝

球歴:倉敷商

都道府県:岡山

ポジション:二塁手

投打:右 / 右

身長:170.0 cm

体重:66.0 kg

学年:卒業

寸評

 チームの1番打者を担い、秋季中国大会では 上川畑大悟 と共にニ遊間を組み注目されました。大きなスイング軌道で、ブンと思いっきりバットを振って来るのが特徴。   (第一印象)    大きく外からバットが出てくる感じですが、遠心力を利用してセンターから右方向へも打球を飛ばすことができます。ちょっと中日にいる 平田 良介 外野手のスイングを彷彿とさせます。   (守備・走塁面)    チームの一番打者なので走力はあると思いますが、岩国高校戦(2013年11月02日)ではタイムを計測できませんでした。またセカンドに打球が転がって来る機会も少なく、その守備力もよくわからず。唯一まともにセカンドゴロが一度転がってきたのですが、少しスローイングが雑なのが気になりました。そういった印象は受けましたが、守備・走塁共に殆ど掴めていません。ぜひ夏までには、その全容を把握できたらと思います。   (打撃内容)    揺さぶって四球を選ぶというよりは、思いっきり振りぬいて打ち砕く強力な核弾頭といった感じ。   <構え> ☆☆☆     前足を軽く引いてつま先立ちし、グリップを高く捕手側に引いて構えます。腰の据わり・両目で前を見据える姿勢・全体のバランス共に、ごく平均的ではないのでしょうか。 <始動> 遅すぎ    投手の重心が下る時に、ベース側につま先立ちします。そして本格的に動き出すのは、リリース直前という遅すぎるぐらい。   <下半身> ☆☆☆    始動~着地までの「間」がないので、あらかじめ狙い球を絞り、その球を逃さない「鋭さ」が求められます。ベース側に踏み出すインステップ打者で、外角を強く意識したスタイル。踏み出した足元はブレないので、外角や低めの球にも喰らいつくことができます。バットが遠回りな分ポイントは後ろで、打球がセンターから右方向に伸びてゆくのが特徴。   <上半身> ☆☆    あらかじめバットを「トップ」に近い位置に引いているので、始動の遅さを補います。しかしその時にグリップが内側に入り込んでしまい、なかなかバットが綺麗にぬけてきません。振り出しは身体から遠くを軌道し大きな孤を描きますが、ロスは大きな金属打ち。まともに捉えれば破壊力抜群ですが、ボールを的確に捉えられるかが課題なのでは?   <軸> ☆☆☆☆    それでも足の上げ下げは小さいので、目線はそれほど動きません。体の開きも我慢出来ていますし、軸足も地面から真っ直ぐ伸びてツッコんでいません。軸を機転に、綺麗に回転できています。
更新日時:2014.01.09

将来の可能性

 守備・走塁の能力が充分に把握できていないのは心残りなのですが、夏までの楽しみにしておきます。打撃は、かなり癖のあるドアスイング。これと上手く付き合ってゆくのか、この冬の間に修正してゆくのか? いずれにしても上川畑 大悟と組むニ遊間は、2014年度の岡山を代表するニ遊間になるはず。今後の活躍、これからも気に留めて行きたいと思います。
更新日時:2014.01.09

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