猪俣 駿太選手 (明秀日立)

猪俣 駿太

球歴:明秀日立

都道府県:茨城

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:183.0 cm

体重:83.0 kg

ボールスピード:142 km/h

学年:卒業

短評

レポートより抜粋>  この好投を支えるのはストレートの強弱ではないだろうか。 最速142キロを計測する真っすぐだが、常に全力投球というわけではない。ランナーがいない場面などでは、130キロ前半にスピードを抑えてカウントを整える。勝負どころでは、130キロ後半から140キロまでギアを上げて空振りを奪う。ストレートの中でもメリハリをつけた投球が、この試合の結果に結びついたといっていいだろう。  この投球について、「打者の反応などを見極めながら、キャッチャーと話し合いもしてやるようにしています」と打席の入り方、ボールに対する反応など、些細なところから観察して、力加減を判断しているそうだ。  練習試合のなかで、旧チームの時であれば先輩。そして新チームから捕手と監督と会話をする中で自身の経験値として蓄積し、引き出しを増やしてきたことで、感覚を磨いてきたという。先発として長いイニングを投げるという意味でもペース配分は必要な要素だが、その能力があることを証明する勝利だった。  角度を活かした力強い真っすぐだけではなく、冷静な投球術も併せ持つ猪俣。決勝戦は、ここまで切れ目のない打線を武器に勝ち上がった山梨学院が相手だ。関東大会で対戦した健大高崎、木更津総合とも少し違ったタイプの打線となるだろう。  ここまでの疲労が心配されるが、関東優勝、そして神宮大会出場には、猪俣の力が必要になるだろう。猪俣が決勝の舞台でも躍動することを楽しみにしたい。
更新日時:2021.11.27

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