U-18日本代表・小園擁する報徳学園、苦しみながら初戦突破!



小園 海斗(報徳学園)

 U-18日本代表、小園 海斗内野手(2年)を擁する報徳学園が苦しみながらも県大会初戦を突破した。

 1点を追う2回に八番・堀尾 浩誠捕手(2年)の二塁打で同点に追いつくと、4回には二死三塁から七番・赤﨑優大外野手(1年)が三塁前へ内野安打を放ち勝ち越し。6回には五番・森本 龍治内野手(2年)のタイムリー三塁打と、六番・稲葉 悠内野手(2年)のスクイズで2点を加えた。投げては1年生左腕の林 直人投手が1回に明石南の三番・碓永莉己内野手にライトポール直撃の本塁打を浴びたものの、終わってみれば6安打11奪三振で1失点完投を果たした。

「攻撃が武器のチームなのに、勝負が遅い」と試合後の大角健二監督は厳しい表情。結果的に得点できたが、要所で見えた消極的な部分に目を光らせた。例えば6回に第3打席で三塁打を放った森本。その前、4回の第2打席は無死一塁で見逃し三振に倒れていた。送りバントではなく、強行の考えだった指揮官は「森本には何のために打たせようとしているのか。(彼の何を買って起用しているのかを)もう少し考えてほしい」と課題を口にした。

 チームは阪神地区予選決勝で甲南に1対7で完敗。準決勝から小園が日本代表に合流し不在になったことは「大きかった」と指揮官は話すが、「逆にチームが一つになるきっかけになれば」とも考えていた。甲南戦で先発し打たれたエース・林は体の開きを修正。この日も立ち上がりには不安定な部分を見せたが、中盤にバックの好守備で勢いをもらってからは立て直した。
「1年生で背番号1をもらった。ベンチ入りできなかった先輩もいるので、責任を持って投げたい」と決意を見せた。

 さて日本代表・小園についても触れたい。5回に守備でファインプレーを見せると、7回の第4打席で左中間を破る三塁打を放った。カナダから12日に帰国し、翌13日は公欠で学校を休ませてもらった後、14日からチームに合流。

「まだ日本の気候に(完全には)慣れていない」と試合前半は本調子の打撃ではなかったものの「センターから左に打てた」と最終打席で逆方向へ1本打ったのはさすがの一言につきる。

 これには大角健二監督も「逆方向へああいう打撃ができるようになってきた」と日本代表を経ての成長を口にした。現状での小園本人のテーマの一つが体力面の課題を払しょくすること。
「カナダでは練習時間が短かったので、帰ってきて普通に練習したらバテてしまう」とまだまだ調整途上であることを口にした。

 主催の兵庫県高野連が組み合わせ抽選時に日本代表からの帰国後に試合と配慮してもらったことは「(現地で聞いて)知ってました」と感謝した小園。台風の影響で日程がズレて2回戦まで中1日の予定が中4日と時間できたことも次へ向けてのプラスとするつもりだ。最後に来年春夏と結果を出してもう一度日本代表になりたい気持ちはあるかと聞くと「その気持ちはあります」と即答した。

(文=松倉 雄太

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