藤本 竜輝選手 (社)

藤本 竜輝

球歴:

都道府県:兵庫

ポジション:二塁手

投打:右 / 右

学年:卒業

寸評

 2019年度の兵庫県をけん引する投手になりそうな本格派右腕。最速147キロのストレートと曲がりが鋭いスライダーを武器にする投手で、プロのスカウトから注目を浴びている。 (投球内容)  マックス147キロを誇るストレート。見ていてもコンスタントに130キロ後半~140キロ前半を計測していそうな勢いがある。一冬超えて140キロ中盤~145キロ前後まで達したいところ。 配球を見ると、外角へのコマンド力が高く、しっかりと空振りを奪うことができる。  決め球となっているのが横に鋭く曲がるスライダー。打者の手元で大きく曲がり、高確率で空振りを奪うことができて、奪三振を量産している。スライダーは右左打者問わず外角に集めることができるので、ピッチングを組み立てることができる。 (投球フォーム) ノーワインドアップから始動し、左足を胸の近くまで上げていき、右足の膝をまげてバランスよくたつ。その後、左足を遊撃方向へ足を伸ばしていきながら、重心を下げていき、着地を行う。着地したとき、右ひじが下がった形になっている。  その後、左腕のグラブを斜めに伸ばしていきながら、開きを抑えていき、内回りのテークバックからトップを作る。そしてリリース動作に入るが、首を動かし、左腕のグラブを下げて、外旋気味の腕の振りを行う。体幹を鋭く回転させることができており、それによって140キロ台の速球を生み出しているのだろう。  横系のスライダーを得意とする投手は外旋気味の腕の振りをする投手が多いが、藤本もその系統に該当する投手だ。捻る動作が多い投手なので、肘のケアにはしっかりと気を遣ってほしい。
更新日時:2018.12.04

将来の可能性

 ピッチング内容はスライダー主体だが、ストレートの球威・球速・コマンド力はドラフト候補に達している投手で、来年は十分にドラフト候補として注目するに値する投手であることは間違いない。腕の振り、フォームの構造上、スライダーを投げるためのフォームになっているので、高速系のスライダー、中速系のスライダーを使い分け、投球の幅を広げることが課題になるのではないだろうか。春以降、生で見て、その実力をしっかりと確かめたい投手だ。
更新日時:2018.12.04

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です