山下 航汰選手 (健大高崎)

山下 航汰

球歴:健大高崎

都道府県:群馬

ポジション:一塁手

投打:右 / 左

身長:173.0 cm

体重:76.0 kg

学年:卒業

寸評

――史上最強の1番打者―― 高校野球では一番良い打者を4番打者に置く傾向にあるが健大高崎は1番打者が座る、健大高崎・山下航汰。春季関東大会では20打数7安打を記録し、優勝に貢献した。現役高校生最多の高校通算71本塁打を記録している山下に迫った。 (打撃)  早いカウントから積極的に打つ選手で、直球、変化球どちらも対応できる選手で、凡退になった打席でも滞空時間が長いフライだったり、鋭い打球のゴロだったり、芯を外しながらも外野後方のフライと内容のある打球を打つ。  スタンスは右足を開いたオープンスタンス。強打者といえば、グリップを高く掲げて構える傾向にあるが、山下はグリップを低くして、バットを揺らしながら構える。力みがなく、リラックスしながら、動作に「ゆとり」を持たせながらタイミングを計っている。投手の足が下りたところから始動を仕掛ける選手で、やや早めで立ち遅れを防ぐ狙いが見える。 脚の上げ方を見ると小さい。軸のブレを抑えることを意識している。トップの動きを見ると、バックスイングは小さく、捻りが小さい。バットを肩口から振り出すように意識してスイングを行う。大きくかちあげるアッパースイングのように見えるが、スイング自体はコンパクト。きれいに腰が回転して、捉えることができる。コンタクト能力は高く、高確率で安打にすることができている。  フォロスルーも大きく、遠くへ飛ばす形ができている。 (守備・走塁) 2年生の時は一塁手だったが、新チームではレフトへ。レフトの守備を見ると、まだ打球の追い方に不安を感じることはあるが、思った以上に守れる。肩の強さを見ると標準レベル。ある程度投げることができるので、もっとレフトの守備を極めてほしい。 走塁を見ると鍛えこまれており、三塁打タイムは11秒63と基準タイム12秒29と大きく上回っており、走塁も速く、ただ打つ選手だけではない。
更新日時:2018.05.24

将来の可能性

 今年の左打者ではトップレベルの選手であり、藤原恭大、根尾昂と比較してもそん色ない。藤原より根尾よりもすごいと思わせるにはこの夏以降のパフォーマンスにかかっている。  外野守備、走塁のレベルは標準以上なので、夏でも守備・走塁のレベルを高めて、評価を高めてほしい。  関東大会では決勝戦で現役最多の本塁打を打っている片りんを見せてくれたがまだ打ち損じが多い。そこを突き詰めて、ぜひ夏でも史上最強の1番打者として大爆発を期待したい。 【関東大会の成績】 東海大甲府 4打数2安打 浦和学院  5打数2安打1打点 木更津総合 5打数0安打 日大三   6打数3安打3打点       20打数7安打4打点 1本塁打
更新日時:2018.05.24

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