坪田 元希選手 (東洋大姫路)

坪田 元希

球歴:東洋大姫路

都道府県:兵庫

ポジション:三塁手

投打:右 / 右

身長:175.0 cm

体重:75.0 kg

学年:卒業

寸評

 夏の甲子園では、3番・三塁手として出場。パワフルな打撃で、下級生ながらチームの主軸を任された。 この経験を、ぜひ最終学年で活かしたい。 (第一印象)  強打者にありがちな、脆さみたいなものを感じます。特に外角の見極めが苦手で、ここを克服してゆかないと、今後は苦しいかと感じました。 (長所)  強打者ではあるのですが、始動は平均的で足を回し込んで打ちに行きます。そのため打てる球は少なくなく、本質的には勝負強さを売りにする中距離打者だと考えられます。特に踏み込んだ足元はブレないでスイングできているので、右方向への打球も少なくありません。ボールの見極めさえつけば、外角の捌きはけして下手な選手ではないはず。  早めに打撃の準備である「トップ」の形を作れていますし、振り出しは平均的ですがヘッドを立てて上手く振りぬけています。強打者ですが、スイングに癖がないところは買えます。ただ少しスイングが波打ってしまうので、その辺が気になります。  足を上げ下ろししても、目線は比較的安定。開きも我慢できていますし、軸足も大きくは崩れません。こうやってみてみると、それほど技術的には大きな課題はないように思えます。 (課題)  三塁手に一番必要な、ボールに向かって行く姿勢が見られます。ただ身のこなしに無駄な動きが多いのと、サードとしては肩はそれほどでもありません。上のレベルで三塁手を務められるかは、現状微妙だという気は致します。
更新日時:2012.02.25

将来の可能性

 一塁までの塁間を4.4秒強ぐらい(左打者換算で4.15秒強に相当)で、走力としては平均よりやや上ものがありますが、兵庫予選の8試合で盗塁はありませんでした。技術的にも、打撃に大きな狂いはありません。そういった持っている土台の良さを、今後いかに実戦で生かして行けるのかが、ポイントになるのではないのでしょうか。  最終学年でも、間違いなく中軸を任されて行く選手でしょうから、彼の成長がチームに与える影響は計り知れません。打撃でも走力でも、守備のように向かって行く姿勢を貫いて欲しいと思います。
更新日時:2012.02.25

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