北海が2ケタ安打2ケタ得点で6回コールド勝ち!決勝へ!

熊谷陽輝(北海)
<秋季北海道高校野球大会:北海12-2函館大柏稜(6回コールド)>◇9日◇準決勝◇札幌円山
北海が17安打12得点で6回コールド勝ちし、決勝へと進んだ。
1対1と同点で迎えた3回、北海は1番・片岡誠亮外野手(1年)の安打、3番・幌村魅影内野手(1年)の内野安打なっどで1死一、三塁とすると、4番・今北孝晟内野手(2年)の二ゴロの間に1点を追加して2対1と1点を勝ち越す。
北海はさらに4回裏、2死から片岡の右前適時打などで3点、6回にはこの回先頭の谷川凌駕内野手(1年)の右二塁打などで1死三塁として、4番・今北の適時右二塁打、5番・長内陽大内野手(2年)の右前適時打、7番・宮下温人外野手(1年)の右中間を破る適時二塁打など、打者一巡の猛攻でこの回に7点を挙げ、12対2で函館大柏稜を下した。
投げては先発のエース・熊谷 陽輝投手(2年)が5.2回を投げて7奪三振2失点の好投。
函館大柏稜は初回に3番・加藤桔平内野手(1年)の左前適時打で鮮やかに先制したものの、先発のエース・熊倉柚季投手(2年)が5.1回を9失点と打ち込まれた。
北海の平川敦監督は「勝てたことが一番良かった」と話した。5回に代打で出場し、2打数2安打1打点と成績を残した宮内については「いい形で競争していて、いい結果を残せている。打球がよく飛ぶので調子がいいのでは」と評価した。決勝に向けて「ここまでの4試合を経験してきている。今まで続けてきたことを継続していければ」と控えめだった。
一方、敗れた函館大柏稜の野村直毅監督は、「守りの動きなどがダメだった。これからまだまだ(練習を)やらなければ」と話したうえ、先発の熊倉に対しては「これからも成長してほしい」と期待を寄せた。また主将の西村澪央翔外野手(れおと、2年)は、これから始まる長いオフの後に「全道大会で円山に帰ってきたい」と闘志を燃やしていた。
(文=小林 英介、写真=松倉 雄太)